彼女は天を望まず
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はあなたの味方です。
記憶が戻った時に黒麒麟を支える為に必要なピースは揃った。長く長く彼を見てきて、徐晃隊と想いを共有してきた雛里だけにしか気付けない事柄。
初めて出会った時から変わらない彼に、今度は彼女が温もりを。
一人ぼっちの彼の側に、せめて少しでも近くにと。
――あなたの優しい嘘を、私は肯定しますから。あなたが“天の御使い”であることを否定させてください。
彼女は否定する。彼が“天の御使い”であることを否定する。
人々がいくら望もうと、彼女だけは彼の心を掬う為に天を望まなかった。
それが彼の望みで一番の願いであることに、雛里だけは気付いてしまった。
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