巨人VS神
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うです。先にズシンで攻撃した後にデルタサンダーを使えば、問題無かったはずです。そのままズシンで攻撃を続けるだけで良かったはず」
「……君にとってデュエルモンスターズとは一体どんな物だ?」
「えっ?」
「オレにとってデュエルモンスターズは楽しむ物だ。一方的に相手を叩き付ける物じゃない。好きなカードを選び、デッキを作るわくわく感。コンボが綺麗に決まった時の達成感。一進一退の白熱した攻防による興奮。一枚のドローで場がひっくり返る無限の可能性。そして決着が着いた時の爽快感。それら全てが楽しいと思える。それがデュエルモンスターズだと、オレは思い出した。デュエルは楽しめなければならない、とまでは言わない。だが、楽しめる物だとは断言出来る。だから、楽しもう。チャンスは与えた、これ以上は手加減はしない!!」
「……そうですよね。うん、決闘は楽しむ物ですよね。行きます、私のターン、ドロー!!私はE・HERO ブレイズマンを召還。効果を発動してデッキから融合を手札に加えます。そして魔法カード、HERO'Sボンドを発動。場にHEROが存在するとき、手札からレベル4以下のE・HEROを2体特殊召還します。バブルマンとエアーマンを特殊召還。エアーマンの効果でシャドー・ミストを手札に加えます。そしてバトルです。3体のヒーローでおジャマ三兄弟を攻撃」
万丈目準 LP3400→0
「見事だ。やはり決闘は楽しいな」
「はい、ありがとうございました、万丈目さん」
「兄と被るから準で構わん。存分に楽しめ、残りの二人はこのデッキよりも強いぞ」
「頑張ります。それから、私の名前は宮田ゆまです。ゆまって呼んでください」
「そうか。では、頑張れよ、ゆま」
「はい」
万丈目準が本校の控えに下がっていく。
「すまんな遊矢、神楽坂。勝手な事をするばかりで」
「オレは構わんさ。デュエルモンスターズは楽しむ物だとはっきりと言ってくれてシンクロとエクシーズの開発者として嬉しいと思ったからな」
「オレは、ちょっと複雑。どうしても誰かのデッキに似て、陰口ばかりで楽しめた事って少ないから。でも、オレも最初は楽しんでいたはずなんだ。だから、楽しんでみせる。それに融合を残してくれて助かった。まだ融合関連を引けない事が多いから」
苦笑いする神楽坂がデュエルディスクを受け取り、デッキをセットする。
「次はオレの番だ」
神楽坂が5枚ドローして顔を引きつらせる。融合関連のカードを引けなかったようだ。
「はい、よろしくお願いします。それじゃあ、メイン2に移行してブレイズマンをリリースして魔法カード、痛み分けを発動します。相手はモンスターをリリースしなければなりません」
そこまで言って自信なさげにゆまが準の方を見る。
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