マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0968話
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いう一面はあった。
かと言って、わざわざメギロートやイルメヤのスペックを下げる必要性は今更感じられないし。
まぁ、今はそんな事よりも降伏してきた奴等をどうするか、か。
「しょうがない。取りあえず奴等を捕まえてシロガネに運んでくるように量産型Wに命令してくれ。ただし、くれぐれも何か妙な事を企んでいないか気をつけて欲しい。もし何か怪しい動きをするようであれば各自の判断に任せると」
「……了解」
どこか沈んだ様子の円の声。
拳闘士としての活動では基本的に相手が死ぬような事はないし、降参すればそこで終わりだ。それに比べて、これは戦争。どうしても慣れないというのは当然か。
それでも、あやかや千鶴とは違って拳闘士として活動した分、慣れるのは早い……と思いたいところだ。
「降伏してきた奴等の事情聴取に関しては……そうだな、俺がやろう」
「アクセル君が?」
美砂が驚きの表情を浮かべつつこちらに視線を向けてくる。
確かに普通に考えれば、一国の代表が直々に取り調べをするというのは有り得ない。
いやまぁ、降伏してきた相手が敵国の元帥だったり大統領だったりすれば話は別だろうが。
「ま、他に暇をしている人員はいないしな」
敢えて上げるとすれば、量産型Wか。だが、量産型Wはどうにも突発的な事態に弱い。判断不能になってブリッジに指示を仰ぐだけならまだしも、下手をすれば敵対行為として殺してしまう事も有り得る。
それなら、最初から俺が事情を聞いた方がいいだろう。
それに……
「この世界の住人が俺に危害を加えられるとは思えないしな」
降伏してきた中には一応魔法使いもいたが、それでもこの世界の魔法使いにどうにかされる程に弱くはないつもりだ。
「取りあえず話を聞くだけだし、物騒な事にはならないと思うから行ってくる」
そう告げ、影のゲートへと身を沈めていくのだった。
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