マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0968話
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に作戦会議の場で要求してきた。
それこそ、アークエンジェルを出してもいいとまで言ってきたのだ。
それを色々とやり過ぎるのを心配して俺達が攻める事になったんだが、当然こちらの行動が鈍いようであれば、オーブとしても自分達が出撃すると言ってこないとも限らない。
……バルトフェルドがいるのを思えばそこまでいくとも思えないが、中には感情で突っ走る奴とかもいるしな。
まぁ、さすがに幾ら帝国が許せなくても一般人を相手にどうこうするとも思えない。逆に貴族相手なら分からないが。
それを思えば、やはりここで一気に畳みかけた方がいい。
そんな風に考えている間にも、帝国軍の数はメギロートとイルメヤの攻撃により急激に減っていっているのが分かる。
さて、ならそろそろこちらとしても仕上げに入るべきか。
「マリュー、仕上げだ。追加でシャドウを出撃させてくれ」
「分かったわ。美砂、量産型Wに出撃命令を出して頂戴」
「あ、うん。了解」
マリューからの命令に、通信装置を起動させて艦内放送をしようとする美砂だが、やはりまだ操作の類には慣れていないのだろう。手間取っているのが分かる。
一応前もってシロガネに配属されるというのは分かっていたし、マニュアルの類も読んでいた筈だが、やはり実物は違うという事だろう。
「円、貴方は格納庫の方に連絡を。シャドウの出撃準備を整えさせて」
「あ、はい」
「はい?」
円の言葉遣いに、チラリと視線を向けるマリュー。
それを見て何を言いたいのか分かったのだろう。慌てて言葉遣いを直す。
「わ、分かったわ」
あやか達が正式に研修としてホワイトスターに来た、あの日。夜に俺の家で食事をした時に普段の言葉遣いについては丁寧になりすぎないようにと決まったのだ。
勿論人前とかではTPOに合わせた言葉遣いが必要となるだろうが。
……まぁ、外向きの立場はともかく、内側では皆俺の恋人という流れになるんだから、マリューの気持ちは分からないでもない。
今は色々とまだ微妙に態度が固いが、そのうち一緒に過ごせばいずれ馴染んでくるだろうとは思っている。
いや、夜を共にする事になるんだから、嫌でも馴染んでいくというのが正しいだろうが。
その辺に関しては、あやか達がきちんと高校を卒業してからの話だけど。
そんな風に考えていると、やがて出撃準備が整ったのだろう。シロガネから10機程のシャドウが出撃していく。
「決まったな」
「でしょうね。駄目押しの一手以外のなにものでもないし」
俺の言葉にマリューが同意し、事実シロガネに映し出されている映像モニタではビーム・ガトリング砲やクロスマッシャーといった攻撃が行われては、文字通りに帝国軍を一掃していく。……が。
「アクセル君、あれ!」
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