第十九話 鮫島大尉!猿飛佐助は名作だ!その九
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ちょっと」
「そこまでは」
「俺達も馬鹿じゃないつもりですし」
「安全に生きたいですから」
「自分から人生ハードモードにするつもりないです」
「イージーモードでいきます」
「それならわかるな」
また言う悪田部だった。
「人生はだ」
「はい、気をつけます」
「そういうことで」
「それならいい、何はともあれだ」
「はい、戦いですね」
「それもやっていきます」
「今回は忍術だ」
悪田部は今回の勝負のことを言った、ここでやっと。
「それで戦うことになる」
「忍術ですか」
「何か本格的ですよね」
「また何ていうか」
「やっと戦いらしくなったっていうか」
「十九話にして」
「これまではスポーツや文化での戦いばかりだったな」
それがこれまでだった、しかしなのだ。
それがだ、ここでだったのだ。
「しかしだ、今回はだ」
「忍術勝負」
「それですか」
「作者も大好きな、ですね」
「忍者ものになるんですね」
「楽しみだな」
その忍術勝負がというのだ。
「どういったものになるか」
「よし、真田十勇士みたいに」
「大活躍してやりますよ」
「まあ見ていて下さいよ」
「スーツは万能ですから」
「あのスーツは某東映さんのスーツを超えている」
その外見は似ている気がしなくともないがだ。
「何しろ光速での移動が可能でだ」
「しかもですね」
「そうした術もですね」
「使える様になる」
「まさに万能ですね」
「それがあのスーツの設定だ」
まさに完璧な設定だ、黄金の聖衣並の。
「だから忍術も使える」
「俺達も十勇士になれる」
「そうなんですね」
「そうだ、しかし十勇士はだ」
この真田幸村の忠臣達についてもだ、悪田部は話した。
「実在人物かというと」
「全員モデルはいるんですよね」
「確かそうですよね」
「そうした意味では実在ですよね」
「そうですよね」
「三銃士と同じだ」
デュマの彼等と、というのだ。
「あの三人にもモデルの銃士達はいた」
「アトス、ポルトス、アラミスの」
「モデルは、ですね」
「ちゃんといて」
「そうした意味では実在ですね」
「尚他の登場人物は大抵実在人物だ」
主人公のダルタニャンにライバルであるロシュフォール、国王ルイ十三世と憎まれ役の宰相リシュリューもだ。
「尚リシュリューは憎まれ役だが」
「実際は違うんですね」
「かなりの人だったらしいですね」
「フランス海軍の戦艦の名前にもなっている」
第二次世界大戦の時の数奇な運命を辿った戦艦である。
「その国にとって悪人である人物を戦艦の名前にするか」
「それはないですね」
「日本軍はそもそも戦艦に人名付けなかったですけれど」
「それでもですね」
「そんなことしない
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ