第十九話 鮫島大尉!猿飛佐助は名作だ!その八
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「軍隊の様にだ」
「うわ、じゃあいじめとかも」
「男同士のそれよりもですか」
「きついんですか」
「実際は」
「いじめもそうだ」
悪田部は二人の危惧を肯定した。
「実際はだ」
「女の子同士の方が、ですか」
「えげつないんですか」
「そうだ、男同士のそれ以上に見られたものではない」
「ううん、優しいと思っていたら」
「女の子って」
「気をつけることだ」
悪田部は何時になく真剣だった。
「そうした女性心理についてもな」
「そういえばな」
「ああ、そうだな」
ここでだ、二人も気付いたことがあった。それはというと。
「女の子見てるとな」
「陰口多いしな」
「何かちらっとな」
「後輩の子囲む場面見たことあったしな」
「あの娘どうなったのか」
「今思うと怖いな」
「女の子は怖いのだ、作者もいつも言っている」
実経験からの話だ。
「何しろ作者は女の子達に血反吐を吐かされたのだからな」
「いや、作者の話はなしで」
「流石に個人の話は」
「では作者の話は止める」
悪田部もこう返す。
「考えてみれば作者ネタも過ぎると飽きられる」
「ええ、ギャグ漫画でもそうですし」
「それに頼るとよくないですよ」
作品の質的にだ。
「そうしたことは」
「あまりしない方がいいですよ」
「まあとにかくですね」
「女の子は怖いんですね」
「般若の面はだ」
今度の例えはこれだった、某ドラゴンクエストでは呪われたアイテムとして出て来るので装備しない方がいい。
「女性なのだ」
「ああ、確かに」
「あれ女の人の顔ですね」
「夜叉もそうでしたね」
「女の人の顔ですよね」
「清姫もだな」
歌舞伎の京鹿子娘道成寺等で有名である、尚安珍は実在したという説もあるし清姫も実在していたとも言われている。
「あの姫は蛇身になっているな」
「はい、確かに」
「まさに蛇になってですね」
「釣鐘を囲んで」
「そして焼き殺していますね」
「そうだ、そうしたことを見てもわかる通りだ」
悪田部は何時になく真剣である、二人に女性の恐ろしさというこの世で最も忘れてはならないことの一つを教えているが故に。
「女の子は怖い」
「ですか」
「そのことを覚えておかないとですか」
「自分が、ですか」
「怖い目に遭いますか」
「私はかわしているが見てきた」
その女性の恐怖をというのだ。
「だからだ」
「わかりました、気をつけます」
「俺達自身の為に」
「身を守る為にも」
「そうします」
二人も強い声で頷くのだった。
「さもないとですね」
「スクールデイズみたいになりますね」
「包丁の一撃の後何度も何度も」
「それで首を持って行かれるんですね」
ディレクターズカット版は鮮血と刺す音にバ
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