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IF物語 ベルセルク編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
最終話 ワルキューレの審判
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準備は出来たよ」
スクリーンにはブリュンヒルトが一隻だけぽつんと浮かんでいる。
「全艦に命令、主砲斉射準備」
「全艦に命令、主砲斉射準備」
エーリッヒの命令を俺が復唱するとオペレーター達が艦隊に命令を伝えだした。
エーリッヒが右手を軽く上げる、手が微かに震えていた。そして振り下ろした。
「ファイエル!」
命令と共に数万の光球がブリュンヒルトに向かう、ブリュンヒルトは瞬時に消滅した。何の残骸も無い、綺麗に全てが消え去っていた。多分ブリュンヒルトはヴァルハラに帰ったのだろう。確かにローエングラム侯に相応しい艦だ。
「アントン、肩を貸してくれ」
「ああ」
エーリッヒは立ち上がると何も無い宇宙に敬礼した。オフレッサーが、リューネブルク中将が、艦橋に居る皆がそれに続いた、俺も。エーリッヒが何かを呟いた。眼から一筋の涙が零れていた……。
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