ターン25 邪魔蠍団と正義の誓い
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屈んだライデンの、そのさっきまで首があったあたりの空気を虚しく切り裂くだけだった。
ライトロード・アサシン ライデン 攻1900→黒蠍―罠はずしのクリフ 攻1200(破壊)
清明 LP2900→2200
『チック、クリフ!』
『よくも私の仲間にここまで手ぇ出してくれたわねっ!そこの白いの2人、覚えときな!』
いなくなった仲間を嘆くザルーグに対し、キッと般若の形相でジェインとライデンを睨みつけるミーネ。やっぱ女性って怖い、ということが再確認できた。
「エンドフェイズにライデンの効果で2枚、ジェインの効果でさらに2枚デッキトップを墓地に送りターンエンドだ。どうした?随分と張り合いがないな。なんなら、今からでもデッキの変更を認めてやってもいいんだぞ?」
「誰がやるってのさ、そんなもん。僕のターン、ドローッ!……ほう」
僕が今引いたカード。このデッキは基本万丈目が持っていたカードのみで作ってあるが、そんな中でたった2枚だけ別のところから入れたカードがある。これは、そのうちの1枚。いつか万丈目に渡してくれと頼まれ、一時的に僕が預かっていたカード。
話は変わるが、デュエルアカデミアノース校には、天田という男がいる。デュエルモンスターズ初期に登場したステータスもレベルもパッとしない儀式モンスター、ハングリーバーガーに強力な効果を持つ儀式魔人の効果を全部乗せすることで超強力なモンスターへと変貌させ、それを主軸として戦うテクニカルなデッキの使い手だ。僕は直接デュエルしたことこそないものの、三沢や葵ちゃんといった強豪相手に一歩も引かないだけのタクティクスも持ち合わせており、サンダー四天王としても知られている。
今年はノース校が全員光の結社に堕ちた状態の中たった一人で抵抗し続け、この時すでに構成員だった葵ちゃんたちの策略により自身も光の結社に入ってしまうものの、その直前に万丈目が持ってきた以外のノース校秘蔵のカードを僕にこっそり渡してくれた。そう、今引いたカードこそがまさにそのカードの内の1枚。
「うまい具合に墓地にモンスターが3体、か。天田、万丈目のためにこの力、ひとまず僕が使わせてもらうよ。僕の墓地の闇属性モンスターが3体ぴったりの時、このカードは手札から特殊召喚できる!出でよ、ダーク・アームド・ドラゴン!」
万丈目が普段主力として愛用するレベルモンスター、アームド・ドラゴンが闇の力を得た姿。全体的に元の姿よりとげとげしくなり、凶悪感が増している。
ダーク・アームド・ドラゴン 攻2800
「な、なんだそのモンスターは!アームド・ドラゴンのダーク化だと!?」
「うん。このカードはノース校の天田が、光の結社に入る直前に僕に渡してくれたカード。天田、言ってたよ?このカードはできたらサンダーに渡したかっ
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