ターン25 邪魔蠍団と正義の誓い
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喚!」
『おう、任せておきな!』
首領・ザルーグ 攻1400
「ザルーグだと?確かに効果はまあまあだが、そんな攻撃力ではライデンを倒すことはできんぞ」
「まあ見てなって。黒蠍団、招集!」
『出て来い、野郎どもぉ!』
『『『『おーう!!』』』』
ザルーグが号令をかけると、4人の黒を基調とした服をした男女が手に手に武器を取り駆けつける。身長も体格もばらばらな全員の共通点として、蠍の入れ墨が体のどこかに施されていた。
『罠はずしのクリフ!』
最初に名乗りを上げたのは、いかにも神経質そうな眼鏡をかけた青年。片手で眼鏡のつるを押し上げながらもう一方の手で獲物の短刀をちらつかせ、同じ短刀使いのライデンを挑発して見せる。
黒蠍―罠はずしのクリフ 攻1200
『茨のミーネ!』
次いで、メンバー内の紅一点。いかにも痛そうな茨の鞭をピシリと地面に叩き付けるその様子からも、彼女の男勝りな性格は容易に想像がつく。
黒蠍―茨のミーネ 守1800
『強力のゴーグ!』
メンバー内でも1の巨漢。筋肉にぐっと力を込めて極悪な鉄球がついた重そうなハンマーを軽々と頭の上で回すその様子は、ただただ頼もしい。
黒蠍―強力のゴーグ 攻1800
『逃げ足のチック!』
最後に名乗ったのは、ゴーグとはうってかわって小柄な男。どこから来るのかさっぱりわからない自信に満ち溢れた他のメンバーとは違い、若干不安そうな様子を隠しきれないでいる。それでも木製のハンマーを精一杯掲げ、他のメンバーの何かと濃い空気に圧倒されないように頑張っている。
黒蠍―逃げ足のチック 攻1000
そしてその4人がザルーグのいるところに集まり、すっかり慣れきった動きで謎のフォーメーションを取る。
『『『『『我ら、黒蠍盗掘団!』』』』
そう。彼らこそが黒蠍盗掘団。去年セブンスターズの一員として学園に潜り込むも突如名探偵サンダーとなった当時の万丈目にその正体を暴かれ、その後のデュエルにおいて敗北したものの万丈目の人柄に惚れこんでカードとして彼の部屋で居候を続けていたゆかいな5人組だ。
「く、黒蠍団だと!?貴様、いつものデッキはどうした!」
「いい?僕はこの勝負、ただ勝つためだけに来てるんじゃないんだよ。いい加減目ぇ覚ましてこっち帰ってこい万丈目!そしてそのために必要だと僕と十代が判断してデッキを組んだ、それが―――――」
『『『『『それが、黒蠍盗掘団!』』』』』
いよし決まった。急に振ったからどうなるかと思ったけど、そこは空気読んでちゃんとやってくれた。
「ふ、ふざけるな!」
「ふざけるなって?僕にはそっちがやられかかってるようにしか見えないけどね。行くよ、バトルだ!強力のゴーグで
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