第4章 戦争と平和
第38話 水の星へ愛をこめて
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う聞いたことのない流派を名乗っているが、こちらも強い。
ただ、気のせいか手加減されているように感じる。まるで、私たちの戦力を調査しているような、そんな風に思った。
「スターライト・ブレイカァー!」
「覇王断空拳」
私の必殺技と敵の技が激突する。拳に激しい振動が走り痺れるが、相手は何の痛痒もないようだった。追撃を警戒するも何もしてこない。
さきほどからずっと同じだ。こちらから攻撃しても、あまり反撃してこない。
奇妙な膠着状態がしばらく続くと、爆音が聞こえた。そちらを見やると、アザゼルによって首謀者のカテレア・レヴィアタン打ち取られたようだった。しかし、アザゼルも無傷とはいえないようで、腕を一本犠牲にしていた。
「ふむ、決着はついたようですね。それでは、また会いましょう」
そう言い放つと速やかに撤退していく。敵側の生き残りも撤収していくようだ。そうはさせじと追撃しようとするが、やたらと強い神器持ちの人間とインクヴァルトとが殿を務めており、あまり戦果はあげられていないようだった。
安堵の息を吐くと「一誠!!」と、部長の叫び声が聞こえる。慌てて見やると――
――そこには、血だまりの中に倒れ伏した一誠先輩の姿があった。
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