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【FAIRY TAIL】 FAIRY TAILのとある姉妹のお話
1章 出会い
#3 ルーシィと、とある門の鍵の出会い

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「…ん〜、何にしようかな〜??」


ルーシィは、楽しそうに門の鍵を選んでいた。


(………楽しそうで良かったぁ〜〜♪)


一方、リンは楽しそうに門の鍵を選んでいるルーシィを見て、安心していた。


「…あったぁっ!!」
「あった?」
「はい!ありました!コレですっ!!!」


そう言って、ルーシィが出した鍵は【子犬座のニコラ】。
戦闘向きでは無い星霊だ。


「……これ?」
「…??はい、コレですけど?」
「お嬢さん、コレは弱いですよ??」


おじさんも、コレは無いという顔で言ってきた。
それでも、ルーシィは


「いいのいいの!おじさん、いくらかしら??」


と言って、おじさんに値段を聞いた。


「2万ジュエル」
「…………お・い・く・ら・か・し・ら??」
「だから2万ジュエル」
「………フフ」クスクス


おじさんとルーシィのやり取りに、リンはクスクスと笑っている。
ルーシィは、最後の手でお色気でする。


「……本当はおいくらかしら?素敵なおじさま??」


■□■□■□


〜街の道〜


「ちぇ。1000ジュエルしかまけてくれなかった…。あたしの価値、1000ジュエルか〜〜っ!!!!!」


ドカッッ


ルーシィは、八つ当たりの様に近くにあった看板を蹴った。
ルーシィが蹴ったから、男性はビクッとする。
その様子をみて、リンは


「アハハ………。しょうがないわよ、1000ジュエルもまけてくれたんだから、感謝しなさい?(汗)」


と言った。


「うぅ〜…、でもぉ〜…」


だが、ルーシィは納得しない様子だ。


「でも、ニコラの鍵、買えたから良かったわね」ニコッ
「っ!そうですね!!」
(…良かった)ホッ


やっと、ルーシィの顔から笑顔が出たのでリンはホッとした。

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