第二天 御嬢様襲来
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学園なのだから、ISでの決闘に決まってるでしょう」
「俺は別に構わないぜ」
ISで決闘するの?
でもそれじゃあ――
「公平な勝負にならないよ?」
「それもそうですわね。何と言ってもわたくしは代表候補生ですからね」
「確かに俺はISについて素人だけどやれるだけやってやるさ」
二人が良いって言うなら良いのかなぁ?
「んーいいのかなー?」
確認の為にちーちゃんの方を見るとちーちゃんが頷いた。
良いみたい。
「じゃー、ISで真剣勝負の決闘だね」
「ハンデはどのくらいつける?」
はんで?何それ?
「あら、早速お願いかしら」
「いや、俺がどのくらいハンデつけたらいいのかなーと」
と、いーちゃんが言うとどっと爆笑が巻き起こった。
え?何で皆笑ってるの?
はんでって何なの?
面白いことなの?
まぁいっか。
たぶん、面白いことなんだよね。皆笑ってるし。
「お、織斑くん、それ本気で言ってるの?」
「男が女より強かったのって、大昔の話だよ?」
大昔ってたーちゃんはそんなよぼよぼお化けじゃないじょ!
そんなこと言ったら女の人怒るんだぞ!
くーちゃんと一緒に見てたあにめでそれを実際に男の人が火炙りにされてたよ!
たーちゃんは怒ったら恐いから僕知らないもん!
「織斑くんは、確かにIS使えるかもしれないけど、それは言い過ぎよ」
むぅ。いーちゃん、はんで、って言ったときかっこよかったのにー
「……じゃあ、ハンデはいい」
「ええ、そうでしょうそうでしょう。
むしろ、わたくしがハンデを付けなくていいのか迷うくらいですわ。ふふっ、男が女より強いだなんて、日本の男子はジョークセンスがあるのね。
どうせなら、お二人でかかってきたらいかが?
少しは増しな決闘になるかもしれませんわよ?」
むー、なんかゆたこんが嫌な笑みを浮かべてる。
うまく言えないけど嘲るみたいな笑い方だ。
「いらないよ。ハンデなんか。俺も優貴も一人でやる」
「んー?ねぇね。ゆたこん。
よくわかんないけどさ。ゆたこんって強いの?」
「その珍妙な名前をやめなさい!
わたくしにはセシリア・オルコットという名前があるのよ!
それと、強いのは当然ですわ。なんせ、代表候補生ですもの」
ゆたこんの言葉に僕は首を傾げる。
「ふーん。じゃーがんばろーじぇ。まっけないかんなー」
ぼっこぼっこのめっためたにしてやんよぉー。
「ねー、織斑くん、新くん。
今からでも遅くないよ?
セシリアに言ってハンデ付けてもらったら?」
僕の真後ろの子が苦笑いしながら話しかけてきた。
はんでって付けるものなの?
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