第二天 御嬢様襲来
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
選出は認められません!大体、男がクラス代表なんていい恥さらしですわ!
わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を1年間味わえとおっしゃるのですか?」
んーん?
とりあえず、僕かいーちゃんがクラス代表になるのが不満なのかな?
まっ、いっか。
「じゃあ、3人でばとるろいやる(?)だ!
ゆたこんにもいーちゃんにも負けないぞぉ!」
おー!と左拳を上へ掲げる。
「優貴、バトルロイヤルってマジかよ!?
ってかゆたこんってもしや……」
少しひきつった顔をしてゆたこんの方へ流し目をする。
「ゆたこんはゆたこんだよ?ねっ、ゆたこん」
ゆたこんへ向いて、ねっ、って同意を求める。たーちゃんが言ってたけど、この時首を少し傾げると効果抜群なんだって!
「もしかして、ゆたこんってわたくしのことですの……?」
呆けた顔をして尋ね返してくる。
「そだよ?ゆたこんだよ」
可笑しいのって再び首を傾げるとくらすから笑いが起こった。
え?なんで皆笑ってるの?変なの。
「〜〜〜〜ッッ!!?
あっ、あっ、ありえませんわ!ありえませんわ!!
こんな恥辱初めてですわ!!
こんな極東の猿にここまで言われるなんて!
この、わたくしにはセシリア・オルコットという高貴な名前がありますのに!
こんな知能の低い猿がこの国ではのさばってますの!?
だから、文化としても後進的で真似ることしかできない――――」
「イギリスだって大してお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」
ゆたこん、何で怒ってるんだろ?って考えてるといーちゃんが口を挟んだ。
いーちゃんの方を見てみると、やってしまった、みたいな顔をしていた。
「あなたは!わたくしの祖国を侮辱しますの!?」
侮辱だったの?
「決闘ですわ!」
ばんっ、と顔を真っ赤にして机を叩くゆたこん。
決闘ってあれだよね?
騎士と騎士が誇りを賭けてなんちゃらってのだよね?
なにそれ格好いい!!
「おう。いいぜ。四の五の言うよりわかりやすい」
「僕もやる!面白そうだもん!」
「言っておきますけど、わざと負けたりしたらわたくしの小間使い――いえ、奴隷にしますわよ」
「真剣勝負ってやつだよね?」
「ああ。真剣勝負で手を抜くほど腐っちゃいない」
「そう?何にせよちょうどいいですわ。
イギリス代表候補生のこのわたくし、セシリア・オルコットの実力を示すまたとない機会ですわね」
「じゃあ、何で勝負するの?
まだ内容決めてないよね?
公平なのはじゃんけんだよね?
それともまにふぇすとでもして投票する?」
「あら、何を当たり前のこと言っているのかしら。
ここはIS
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ