第二天 御嬢様襲来
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に伝えたかったに違いない!
となると何だろ……?
んーあっ!
解ったでおじゃる!
ちーちゃんは僕の成長を知りたいのだよ!
並み居る敵を押し退けてクラス代表の地位へと登り詰めろってことに違いない!
ちーちゃん、僕解ったよ。
ちーちゃんの期待に応えるため、僕はクラス代表へとなろうぞ!
「はい!はいはーい!
僕!やる!皆の者かかってまいれー!」
やっちゃうもんねー!
ちぎっては投げちぎっては投げちゃうよー!
僕の意気込みを表すように教卓を背にして椅子の上に立ってふぁいてぃんぐぽーず。
あれ?なんで皆ぽかんってしてるの?
戦うんじゃないの?戦わないの?
隙だらけだよ?
パンッ。と背後から叩かれた。
あれ?なんでちーちゃん?
僕もぽかんとして前へと向き直る。
「ちーちゃんもクラス代表になるの!?
ち、ちちちーちゃん相手でもぼ僕負けないよ!ぜ、絶対に負けないからね!」
ちちーちゃんが相手なんて聞いてないよ!?
うわ、うわうわわわ!どどどうしよ!?ちーちゃん相手に勝てる気しないよ!?
僕ちーちゃんほどおーばーすぺっくじゃないもん!
「馬鹿者。一度座れ」
「はい」
やる気満々だったけど一瞬で冷めて着席する。
勘違いだったのかなー?
むー。
「……はぁ。候補者は新優貴……他にはいないか?自薦他薦は問わないぞ」
あっ、そういうことか。
まだ対戦相手が決まってないんだ。
どうやら、僕の早とちりだったらしい。
「はいっ。織斑くんを推薦します!」
「私もそれが良いと思いますー」
「私は新くんかなー」
「可愛いは正義っ!」
いーちゃんが対戦相手か!
おーし頑張るぞー!
気合いをいれていーちゃんの方にふぁいてぃんぐぽーずを取ると、いーちゃんが驚いたように立ち上がった瞬間だった。
「お、俺!?」
「織斑。席につけ、邪魔だ。
さて、他にはいないか?
いないなら新との決戦投票だぞ」
「ちょっ、ちょっと待った!俺はそんなのやらな――」
「自薦他薦は問わないと言った。
他薦されたものに拒否権などない。
選ばれた以上覚悟しろ」
「だよー。いーちゃん。
僕はじゃんけんでも鬼ごっこでも大食いでもりあるふぁいとでも10本勝負でも100本勝負でも構わないよ!」
しゅっ、しゅっとしゃどーぼくしんぐのまねをする。
ちゃんと座ったままで。
「優貴、それちょっとちが――」
「待ってください!納得がいきませんわ!」
対戦相手も決まったことだし対戦に向けて闘志を高めてると新な参加者が現れた。
ゆたこんだ!
「そのような
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