第二天 御嬢様襲来
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、間違えちゃったのかなぁ?
じゃあ。
「現実も見れない可哀想な噛ませ犬だったかな?
ねぇね、いーちゃんはどー思ぉー?」
ありり?なんで、あっ終わった、みたいな顔してるの?おっかしいの。
「あっ、ああ、あなた!
それ――」
キーンコーンカーンコーン。
あっ、チャイムだ。
「いーちゃん、早く座らないとちーちゃ――じゃなくて、織斑せんせーの出席簿あたっくが唸るぜい」
「ああ。そうだな。座らないとな」
「……あとで来ますわ!逃げないことね!よくって!?」
「え?やだ。だっていーちゃんとお話したいし」
大体何で金髪ロールちゃん何かの為に大切な休憩時間を使わないといけないのさ。
僕はそんな暇人じゃないよん。
「〜〜〜〜〜!!!」
あっ、何か真っ赤になった。
蛸、茹で蛸みたい。面白いの。
あっ、あだ名、ゆたこんにしよう。そうしよう。
そんなどうでもいいことを思いつきながら、席に座った。
「流石、束さん直伝の天然で人をおちょくる優貴だ……」
んー? いーちゃん褒めてるのかにー?
褒められると照れちゃうじぇ。
チャイムが鳴ったので当然授業が始まる。
いーちゃんに褒められててんしょんあっぷ、してていーちゃんとお話したかったけど、授業だからしかたない。
それに1、2時間目はおっぱいちゃんせんせーが教壇に立ってたけど、3時間目はちーちゃんが立ってる。
わーい。ちーちゃん。頑張ってー。
僕のてんしょんはうなぎさんの如く上ってく。
「それではこの時間は実践で使用する各種装備の特性について説明する」
わー、ぱちぱち。
実際にやるとちーちゃんがぷんぷんになりそうなので心の中で拍手する。
楽しみだなー。ちーちゃんの授業どんなのなんだろー?
初めてだからワクワクする。
「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな」
ちーちゃんが思い出したように言った。
授業受ける気満々だったから少しガクッてきた。
こう言うときに、なんでやねーんって言えば良いのかな?
でもお口にちゃっくだからね!言わないよ!
「クラス代表者とはそのままの意味だ。
対抗戦だけでなく、生徒会の開く会議や委員会への出席……まあ、クラスの長だな。
ちなみにクラス対抗戦は、入学時点での各クラスの実力推移を測るものだ。
今の時点でたいした差……はないが競争は向上心を生む。
一度決まると1年間変更はないからそのつもりで」
ざわざわと教室が煩くなる。
ふむ。
たいした差、の所でちーちゃんが少し言い淀んだ。
はっ!?まさかこれは暗号だな!?
ちーちゃんは何か僕
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