第1世界
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ツの所に居させたのがそもそもの間違い……か。
新。授業中に騒ぐな。いいな?」
呆れを滲ませながらちーちゃんが嘆息する。
どうやら、授業中に威嚇したのがいけなかったらしい。なるほど。
「りょーかい!お口にちゃっくです」
右手を口元で左から右に。
これで見えないちゃっくが僕の口に装着されたのさ。
「織斑。今やってるのは基礎中の基礎で入学前の参考書を読めば解る内容だ。
読んだのか?」
「あ、古い電話帳と間違えて――」
パンッ!
僕よりも強くいーちゃんは叩かれた。痛そう。
「あとで再発行してやる。1週間以内に暗記しろ。いいな」
「い、いや、1週間であの分厚さはちょっと……」
「やれと言っている」
「……はい。やります」
あ、いーちゃんが肩をおとした。
ご愁傷さま。
僕はちゃっくしなきゃだから慰められないけど、頑張ってねぇ。
ふれー、ふれー、いーちゃん。
授業はまだまだ続くぞー?
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