第1世界
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なんでかな?
「まーねー。でもあそこには箒ちゃんも通うみたいだからねぇ」
箒ちゃんと聞いて僕の眉間に皺がよる。
僕は篠ノ乃ちゃんが大っ嫌いなのだ!
「えー、篠ノ之ちゃんいるのかー。
僕、篠ノ之ちゃん嫌い。
たーちゃん嫌ってるから嫌い」
なんなんだよー、たーちゃんのせいじゃないのに逆怨みしちゃってさー!
激おこだよ!ぷんぷんだよっ!
「まぁまぁ、箒ちゃんも苦労したみたいだからねぇ」
たははは、っとたーちゃんが苦笑いする。
たーちゃんは篠ノ之ちゃんを庇うけどやっぱり僕は嫌いだ。
「ぶー、やっぱやめよっかなー。
ちーちゃんに会いたいけど、篠ノ之ちゃんには会いたくないやー」
いくらちーちゃんが居るからって毎日篠ノ乃ちゃんと顔を会わせるのは嫌だしねー。
ちーちゃんに会いたかったら忍び込めばいいしね。にんにん!
篠ノ乃ちゃんの話が出て僕は不機嫌ですよーってほっぺを風船みたいに膨らませる。
でも、たーちゃんにほっぺをツンとつつかれてぷひゅーってもれちゃった。
むぅ。
「いっくんもいるみたいだよ?」
「いーちゃんもいるの!?
じゃー行こっかなー」
ぱぁっと顔を明るくさせる。
そっかー久しぶりにいーちゃんに会えるのか〜
だったら行こっかなー
楽しみだな〜
「おっけー。ちーちゃんによろしくねん」
「えー。たーちゃんも行こーよー。
たーちゃんいないと寂しいよぅ」
「もー可愛いなー!ゆーくんは!」
ぎゅっと抱き締められる。
えへへ〜あったかいなー。
「でも、束さんはやることがあるからねー。残念だけど無理かなぁ」
ぎゅーっとされながら、たーちゃんを見ると申し訳なさそうにしてた。
でも、僕知ってるもん。
「うー、篠ノ之ちゃんの専用機でしょ?」
僕今じぇらしいだよ。
「あれはもう完成してるよん。らぶりーゆーくんのためだよ」
えへへ。篠ノ之ちゃんじゃなくて僕のかー。
たーちゃんの一番は僕だもんね!
篠ノ之ちゃんにはあげないもん!
「えへへぇ。じゃあ、我慢する」
にぱぁっと笑うとたーちゃんも笑ってくれた。
「それじゃ、デパートへゴーだ!」
「ゴー!」
ぐいってばんざぁーい!
たーちゃんは僕を肩車して走る。
えへへぇ。
たのしぃなぁ!
◇◆◇◆◇
「ぶーん!」
僕は廊下をすたたたっと走る。
たーちゃんが言うには廊下は走ってせんせーに怒られるためにあるんだって!
だから僕は今走っているのだ!!
でも、みんなほーむるーむ?ってので教室にいるから誰も怒ってくれないよぅ。
激しくろぅん
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