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大陸の妖精
雷鳴殿
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『バトル・オブ・フェアリーテイルを続行する為に、オレは神鳴殿≠起動させた』


「神鳴殿じゃと!!?」


ラクサスの言葉を聞き、マカロフが冷や汗を流す



『残り1時間10分、さぁ・・オレたちに勝てるかな?それともリタイアするか?マスター=Aはははははっ』


そう言い残した後、高笑いしながらラクサスの声は消えていく



「何を考えておるラクサス!!!!関係のない者たちまで巻き込むつもりかっ!!!!」


額に青筋を浮かべ、怒り叫ぶマカロフ



「んぐっ」


しかし突如、マカロフが自分の心臓を押さえ苦しみだす


痛みに耐えきれず、小さく唸りながらその場に倒れこんだ



「大変!!いつものお薬!!」


それを見たミラは急いで薬を取りに行く



「じっちゃん!!」


「こんな時に・・・」


「マスターしっかりしてください!!」


その場にいたレビィたちはマカロフの介抱をする


ナツはマカロフに駆け寄り、声を荒げて言う



「神鳴殿って何だよ!!?じっちゃん!!!」


ナツが問うも、マカロフは答える事ができなかった


そんな時、薬を取ってきたミラが慌てた様子で外を指さす



「大変・・・みんな!!!外が・・・!!!」


ナツたちはギルドの屋上へと上がり、空に浮かんでいる物体に目を向ける



「何だあれ」


(いかずち)魔水晶(ラクリマ)・・・?」


「あんなものが・・・」


「街中に浮かんでる」


ナツたちの目の前には黄色に光る魔水晶がマグノリアの街を囲むようにして浮かんでいる光景が広がっていた



「一つ一つの魔水晶(ラクリマ)にものすごい魔力の雷が帯電している」


「まさか神鳴殿て・・・雷の宮殿とかそういう意味?」


「それをマグノリアに見立てて・・・」


するとルーシィが空に浮かぶ魔水晶(ラクリマ)を指さして言う



「てか、あれが放電したらどうなっちゃう訳?」


「街中に無数の落雷が・・・」


カナが深刻そうな表情で言うと、それを聞いた魔導士たちの脳裏に最悪のイメージが流れる


神鳴殿に蓄えられている強力な雷が街中に落ちれば、どれだけの者が傷つくのか想像するだけでも恐ろしい



「そんな事はさせないわ!!!スナイパーライフル換装!!!」


別次元にストックしていたライフルを取りだしたビスカは、即座に浮かんでいる魔水晶(ラクリマ)を狙い撃つ


放たれた弾丸は見事 魔水晶(ラクリマ)に命中し、粉々に砕いた



「やった!!
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