第三話 初の攻略会議
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と体力ゲージ。
一つは、隣に座る数少ない女性プレイヤーの名前ーーーアスナ。
希少ともいえる女性プレイヤーの存在に興味が湧かないわけではないが、今は違うものに思考が吸い寄せられていく。
背後でフードを目深く被った陽気な男ーーーこれは、リュウヤと読むのか。
この男が一体どれだけ強いのか、キリトはボスの情報を聞き流してそればかりを考えていた。
会議後、ディアベルによる「解散」という宣言とともに、プレイヤーたちは各々散らばっていった。
と言っても、出来たパーティ内での会食のようなものが開かれたりしていて、それなりに心にゆとりを得ようとしているものが多かった。
キリトも、夕食を食べようとその場を去ろうとしたが、とある声に呼び止められる。
「キリト、だっけか。久しぶりだな〜」
「……前に会ったことあったか?」
声をかけてきたのは暫定パーティメンバーであるリュウヤ。
素直な疑問をぶつけてみると、彼は笑って答えてくれた。
「ハッハッハ、やっぱ声だけじゃ分かんねえのかね……」
言いつつ、彼はフードケープの装備を解除する。そこから見えたのは、キリトより頭一つ分大きい身長に、短髪で、どこかで見たことのあるような顔ーーー
「あ、ああっ!!あの時の!?」
「お、思い出した?そうそう、あの時の俺よ」
ニヤ、と笑みを作るリュウヤに、キリトは驚きを隠せない。
今までどこに行っても、誰に訊いても居場所の分からなかった命の恩人とも言える人が、なんと自分から現れてくれたのだ。
「な、なん……どう……!?」
驚きすぎて、質問が形をなさない。そんなキリトを見て、だいたい察してくれたようでリュウヤは自分から答えてくれた。
「いや、まあたまたまだ。情報屋の網に引っかからなかったのも、キリトと会えなかったのものな」
そんな偶然があるのだろうか、と疑問に思うが、自分の中にある常識が世界の常識とは限らない。
そう納得して、とりあえず疑問はさておき、再開できたことを嬉しく思った。
「久しぶりだな、えと……リュウヤ。あの時はありがとう。本当に助かった」
「いやいや、こちらこそだぜ?戦闘技術も見せてもらえたし、オマケに使える剣ももらえたし」
「そういえば、剣はどこに?」
見るからに、リュウヤのどこを見てもアニールブレードらしき剣はない。なんならまともな装備すらつけていなかった。
「ああ、ちゃんとあるよ。けど、圏内くらいでは外したくてよ。なんか、動きづれえし」
「ははっ、どんな理由だよ」
冗談と言われても不思議ではない理由にキリトは噴き出してしまう。けれど、そこらへんは個々人の自由だ。キリトにとやかく言う気はなかった。
「ところで、
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