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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
光輝く道!暗い空に咲く花!そしてお金を巻き上げまくる店!お祭りじゃー! 後編
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ひとまず人形をどうするか決まったが、何故か人形は俺が持ち、イチバ模型店に行くまでこうしていなければいけないことになった。周りの視線が痛い…。
「ほらヒロヤ君。頑張って」
「お前少しは手伝えよ」
「え?なんでさ? 」
「にゃろう…」
「面白い図になってんぞお前!あー腹痛え痛え! 」
「死ね」
人形を背中に背負いながら焼きそば、たこ焼き、チョコバナナ、クレープ、水ヨーヨーすくい、ドリンク屋の屋台を回り、それを奢らされた。……これでイチヨウさんに貰った野口は全滅したな…。てか何故当然のように俺が奢っているんだろう?
「皆のもの。あと少しで七時半だ。イチヨウさんに呼ばれていたから、そろそろ戻ろうではないか」
「ヨシナナイスだ!助かったぞ! 」
ヨシナに言われて屋台を後にし、イチバ模型店まで戻ると、いつも通りのイチバ模型店の姿になっていた。
「あの人の仕事スピードは異常なような気がするんだが」
「確かにそうね…」
「まあとにかく入ろっか」
店に入ると、店内のど真ん中に堂々とイチヨウさんが立っていた。
「ふむ…。時間は七時二十八分か。ちょうどいいぐらいじゃのう。とりあえず店の二階まで来ておくれ」
「「「「「「? ? 」」」」」」
言われるがままにイチヨウさんの後を追って二階にまで来て、指パッチンを一つ鳴らすと、天井が開いて夜空が見えた。はっ?この店どんだけハイテクなの?
「うわすごっ…」
「いったい何のためにこんなことを…」
「イチヨウさん。これはいったい何ですか?私もこんなのは初めてなのですが」
「フッフッフッ…。実は今年に入ってから店を改造してたんじゃよリンドウ君」
「これでまた店の経済費が…」
パーン!!
頭を抱えてヨシナが呆れている中、突如上空に大きな音と光が上がった。
「花火か……」
「おおー!こりゃすげえ」
「天井が開いたおかげで、普通に見るよりも見やすいですね」
「綺麗……」
「ヒロヤ君。ここはあの定番なくさいセリフを言ったら? 」
「誰が言うかバーロー」
そんなやりとりを少ししたら、あとは全員静かに花火を見ていた。
ーーー−−
「あー終った終った」
「何だか名残惜しいですね」
「だがもう祭りも終了する。残念ながら帰るしかないだろう」
「それもそうだな」
「にしても今日は楽しかったわね。ねえヒロヤ? 」
「ん。まあ楽しかったちゃあ、楽しかったかな」
「おお…。ヒロヤ君が珍しく楽しかったと口にした…。これは世紀の大発見だよ……ってグハアァァァ!!!! 」
何か腹立つので、ひとまず心臓の位置に蹴りを入れると、後ろの壁まで
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