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詩集「棘」
愛は僕を責め立てる

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何もいらない…静かに逝かせて…
忙しない日常を…閉じて…

漆黒の闇だけが
ただ…今を塗り潰す
通り過ぎる紅い car light
強かな刻に呑まれてく…

「想い」ハ無駄ナモノ?
必要なんてないの…?
ゆっくり麻痺してゆく
自分がとても淋しいよ…

愛は僕を責め立てる
迂闊な恋に甘んじて
叶う筈もない明日を
どうして願ってしまうんだろう…?


眩しい青空 光る
もし…君といれたなら
突然落ちた passing rain
泣きたい時に温もりはない…

「いつか」ハヤッテ来ルノ?祈るしか出来ないけど…
静かに削られてゆく
自分がとても虚しくて…

愛は僕を責め立てる
鳴り止まぬ雨に苛立って
抱けない幻を消して
重ねたい温もりに焦がれる…

愛は僕を責め立てて
想い倦ねて 今日も暮れてく…




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