空白期 中学編 27 「とある騎士の想い」
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きる相手は俺の身近にはいないだろ。凡人の俺は常に全力じゃないとすぐにやられる」
「ベルカの騎士と渡り合える奴のどこが凡人だよ」
と言ったものの本当は分かってる。習得している魔法のランクで言えば、ショウはあたしらよりも劣っている。そういう点で自分のことを凡人だと称するのも理解している。
けどショウは強い。
今までに才能という言葉を使うことはあっても、それを逃げ道に使ったことはなかった。地道にコツコツと訓練を重ねて今の強さを手に入れたんだ。もしもショウの強さを……努力を軽んじるような奴が居たらあたしは許さねぇ。
「あんましそんなこと言ってると恨み買うぞ」
「身近にエース級がたくさんいれば言いたくもなるさ」
「ならお前もそれくらいの魔導師になればいいじゃねぇか」
「無理難題を言ってくれるな。というか、俺は技術者なんだが?」
「お前なら魔導師としても充分通用すると思うけどな。つうか、今でもそれだけの力量があんだ。使わないのは宝の持ち腐れだろ……ま、あたしらのほうが上だから別に問題ねぇけどな。……んじゃ、そろそろ行くぜ!」
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