マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0966話
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あやかと千鶴が1歩前に出て頭を下げる。
「ええ。ビシバシ鍛えさせて貰うから覚悟しなさい。ただでさえシャドウミラーという組織は大きさの割に政治を担当出来る人が少ないんだから。……言っておくけれど、正式にシャドウミラー所属となるのなら、これまでのようにお客さん扱いは出来ないというのを理解しておいてちょうだい」
『はい』
あやかと千鶴の2人が頷くのを見ながら、口を開く。
「じゃあ次に行くから、この辺で失礼するぞ」
「分かったわ。この2人にはきちんと仕事を覚えて貰う積もりだから安心して頂戴」
「ああ」
頷きを返すが、仕事を覚えるとはいってもあやかは雪広財閥で、千鶴は那波重工の方で高校に入ったときからそれなりに活動してきている。
最初からシャドウミラーの政治班に入るのを希望していたからこそだろう。
それだけに、仕事を覚えるのも早くなるのは間違いなかった。
ちなみに四葉も一応ここで別れるが、仕事が仕事だからな。エザリアが別枠でどうにかするんだろう。
「じゃあ、4人集まれ」
そう告げ。再び影のゲートを使って転移をする。
「あー、お前!」
実働班の訓練場に出た瞬間、そんな声が響き渡った。
声の主は当然の如くアウル。
こちらに近寄ってきて、美砂に向かって口を開き掛け……
「訓練の途中だ、馬鹿者」
コーネリアの一撃によって真横へと吹き飛ばされる。
その後、小さく溜息を吐いたコーネリアの視線がこちらへと向けられる。
「円に美砂、レイの3人か。……まずは実力を見させて貰おう。円と美砂の2人は生身の、レイは機体を使っての戦闘だな?」
そう告げ、早速とばかりに3人を引っ張っていく。
俺と葉加瀬はそれを見送り……結局そのまま技術班がいる魔法区画へと向かうのだった。
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