マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0966話
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るんですが……」
周囲に響く葉加瀬の声で我に返る。
そちらへと視線を向けると、葉加瀬と四葉が薄らと頬を赤くしながらこちらへと視線を向けていた。
この2人とも普段からそれなりに会ってはいるが、今日はどこか大人しい雰囲気がある。……まぁ、四葉は元々大人しいんだけどな。
「ああ、悪い。それよりも、葉加瀬は技術班。四葉は政治班の下の一般部門に配属されるが、それでいいんだな?」
その言葉に全く問題ない、寧ろ望む所だとばかりに笑みを浮かべながら頷く2人。
「あやかと千鶴は政治班、円と美砂は実働班の扱いになる。ただし、実働班の方は基本的にシロガネやニヴルヘイムのオペレーター兼生身での戦闘要員になる」
「ええ、問題ありませんわ。その辺は以前からこちらで希望していた事ですから」
「一応、これでも私と円は魔法界では結構なネームバリューを持ってるんだし、アクセル君は心配しなくても大丈夫よ。……まぁ、さすがにアクセル君みたいな相手と戦えって言われれば遠慮したいけど」
「そりゃそうでしょ。アクセル君と戦えとか、どんな罰ゲームよ」
「あらあら、3人とも嬉しそうねぇ」
それぞれが笑みを浮かべて話しており、葉加瀬や四葉もまたこれからのシャドウミラーでの生活を想像して笑みを浮かべている。
「四葉の方も、準備はいいのか? 正式な引っ越しは高校を卒業してからだろうけど、今から少しずつこっちに荷物を運ぶんだろ?」
そんな俺の問い掛けに、問題ありませんとばかりに力こぶを作ってみせる四葉。
……全く力こぶは見えないけどな。
実は、これからの生活の中で最も忙しいのは四葉だったりする。
何しろ、四葉は料理を目当てに引っ越してくるのだ。使い慣れた大量の調理器具を持ってくる必要があるし、同時に他の世界にもその世界独自の料理を習う為、頻繁に出掛ける必要がある。
俺みたいに空間倉庫の類があれば話は別なんだろうが……
一応護衛と助手という事で量産型Wを専属で1人つける予定ではいるんだが。
ちなみにこの件に関しては、誰からもブーイングは来なかった。まぁ、量産型W自体数が足りないって訳じゃないし、何よりもシャドウミラーのメンバーの中で四葉の料理を嫌っている者はいないのだから。
それに関しては、レオンまでもが同様だ。
寧ろ、相手と会談する時に四葉の料理は武器になるかもしれないと考えている節がある。
今はまだ一国の代表とかに料理を出せる程の腕を持っている訳ではないが、このまま料理の腕を上げていけばいずれ……と。
同時に、量産型Wに四葉の持つ料理の技術が蓄積されるようになれば、色々と便利になるだろう。
まぁ、疑似経験や疑似記憶はあくまでも疑似。オリジナルの四葉に敵うまでの技量は期待出来ないが、それでも何も知らない素人
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