フェアリーテイルの魔導士
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ある」
あきれるルーシィさんとぷるぷると震えるエルザさん。
グレイさん曰く、小さいときナツさんがドラゴンの鳴き声がする街があるという噂を聞き、イグニールかもしれないとその街に向かったのだが・・・
その街にはドラゴンどころか人すら誰もいなかったらしい。しかし、一人の住民らしき人がナツさんに声だけは届けることができて、その時にダフネを倒すようにお願いしたらしい。
ダフネがその街の住民の使える魔法、隠匿魔法を解除できないようにしたからダフネを倒すことでその隠匿魔法を解除できるという理由でお願いしたのだが・・・ナツさんはすっかりそんなことを忘れて、たまたま影から聞いていたグレイさんがそのことを思い出させるために今回のことをした、ということだった・・・ナツさん・・・今回の原因あなたじゃないですか・・・
「よかった!!ジュビア、グレイ様を信じていました!!」
涙を流しながら喜ぶジュビアさん。よかったですね!!
「こうするより他に方法がなかった。だが・・・今はあのデカブツをなんとかするのが先だ!!」
俺たちはドラゴノイドに視線を戻す。
「なんとかするったって・・・」
「どうするの〜?」
「あっ!!」
「ん?」
シャルルとセシリーがドラゴノイドを見てそう言ったときウェンディが下を見て何かを見つける。俺もそちらを向くとそこには人が倒れていた。
「誰か倒れてますよ!!」
「あれはケーキ屋の・・・」
「逃げ遅れたんだ!!」
「カバーしろ!」
「助けるぞ!」
俺たちはケーキ屋のおじさんのところに急ぐ。
『ハイハイハイ。リザードマンバージョン3.1放出!!』
さっきのとかげが大量に街に現れる。こんなのキリがないぞ!
エルザさんがおじさんを抱き抱える
「おい!こんなときに何をしていたのだ?」
「店、踏み潰されちまって・・・なんとかこれだけは・・・」
おじさんがそういって見せるのはイチゴのケーキ・・・これは?
「これを・・・わざわざ・・・?」
「新人さんを迎えてやるんだろ?あんなデカブツに・・・負けるなよ・・・」
新人さん・・・もしかして俺とウェンディのことか?まさか・・・俺たちのために?
「私、治療します」
「ちょっとウェンディ!!あんたもう魔力が!!」
「大丈夫、少し休んだから」
ウェンディはおじさんに手を当てる。俺も手伝うか。それなら負担は減るしな
「俺もやるよウェンディ」
「シリル〜!大丈夫なの〜?」
「うん」
俺とウェンディがおじさんに魔力を当て治療をする。ウェンディはエルザさんを見る。
「あの・・・私、梅干しが苦手で・・・」
「梅干し?」
「はい。弱点なんです」
ウェンディは突然自分の苦
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