機動戦士ガンダムSEED編
番外編 クルーゼ隊の三人のその後
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ディアッカをそう言うと足早に医務室を出て行ってしまった。
「ディアッカ!」
「止めておいた方がいい。彼の心の傷はそう簡単に治せるものではないだろう」
咄嗟にニコルはディアッカを呼び止めようとするが、それをイザークの主治医が止める。
「何せ彼は仲間をその手で撃ってしまったのだ。彼はそのイザーク君とは仲が良かったのかい?」
「はい…。ディアッカとイザークは士官学校の頃からよく一緒にいましたから…」
「ならば自責の念は我々の想像以上に重いだろう。恐らくイザーク君が目覚めぬ限り進展はないと私は思うよ」
「………そうですね」
ニコルはイザークとディアッカと仲が良かった訳ではない。彼がクルーゼ隊に所属している同期の内で仲が良かったのは今本国の査問委員会に出席しておりこの場にいないアスラン・ザラ位である。なので主治医の言うとおり今の自分にできることは何もないだろう。
ニコルはこんな状況で何もできない自分に嫌気が差しながらも、ただイザークが早く目覚めることを祈ることしかできなかった。
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