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機動戦士ガンダムSEED編
番外編 クルーゼ隊の三人のその後
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奪取を行った。結果MSは五機ありその内四機の奪取に成功。これだけならば十分な戦果といえるだろう。
しかし、奪取し損ねた一機はクルーゼ隊のエースの一人で“黄昏の魔弾”の異名を持つミゲル・アイマンを撃破したのだ。
奪取した新型MSのOSはまともに動けもしないような粗悪品と呼べるレベルの代物だった。
MSはプラントで開発されたものであり、そのMSの動き等を司るOSは当然の如くプラントの人口のほとんどを占めるコーディネイター専用に開発されている。コーディネイターとナチュラルの能力は基本的に大きく離れている。コーディネイター専用に開発されたOSではナチュラルがほとんどの地球連合の兵士ではまともに扱うのはほぼ不可能だった。なので連合はナチュラル専用のOSを開発し、それを新型MS全機に搭載していたのだが、OSは未だ未完成のままだった。それこそザフトからすれば粗悪品と呼べるレベルで。
だが、その一機はそんなOSを使っている筈なのにクルーゼ隊のエースであるミゲルを撃破したのだ。危険視されて当然だろう。
結果そのMSとその運用艦(運用艦はその形状から通称“足付き”と呼ばれることになった)の追撃作戦が行われることになった。
事前に目を通したデータでは足付きに搭載されているのは、問題の一機である”ストライク“と隊長であるクルーゼが戦ったメビウス・ゼロのみだと記されていた。
だが、いざ出撃してみるとデータにはなかった新たな機体が敵として立ちふさがった。それはザフトで量産機として親しまれているジンであった。
最初、ディアッカとイザークは連合がザフトの機体であるジンを使用していることと、たった一機で自分達を相手にしようとしている敵機に対して怒りと油断があった。それに彼らはナチュラルがMSをまともに使えるわけがないと高を括っていた。これは彼らだけでなくザフトの兵士達のほとんどが思っていることであった為恐らくその事で責める者等まずいないだろう。そして自分達の最優先目標はストライクと足付きであった。よって、二人は自分達以外のもう一人のメンバーにそのジンの相手をさせ、足付きを打倒する為先を行った。

それが最悪の選択肢だったことを知らずに

数分後、足付きを目指して移動していた二人の前に先程のジンが現れ攻撃を仕掛けてきた。
二人は足止めの役割を完遂できなかった仲間に苛立ちを募らせながらも、今戦っているジンをもう格下等とは見ていなかった。足止めをしていた仲間も自分達と同期であり赤服だ。その能力の高さは普段小馬鹿にしながらも把握しているし、駆っているMSもナチュラルが作った物だというのが気に入らないが性能はジンとは段違いの高さだ。それを退けたのだ。舐めて掛かると危険なのは二人にもわかっていた。
だが、そのジンは二人の想像を遙かに超える強
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