暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と二本尻尾の猫
第七幕その六
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「だから護衛としてね」
「一緒にだね」
「いるよ」
 ホワイティの傍にというのです。
「だからね」
「それでだね」
「そう、一緒にいてね」
 そしてというのです。
「皆を守るよ」
「そうしてくれるんだね」
「うん、任せてね」
「あと。皆に食べものを届けたりするのは」
 今度はチーチーが名乗り出ました。
「僕がするよ」
「うん、チーチーならね」
 先生はチーチーにも応えました。
「大丈夫だね」
「こうしたことは僕だよ」
「頼むよ。それじゃあ一週間後」
 彼をじっくり見てからというのです。
「どういった子か見極めて」
「そしてだね」
「考えていこう」
 二人のことを具体的にどうするかです。
「それからだよ」
「それじゃあね」
 こうしたことをお話してでした、今は。
 先生は皆と一緒に学校を後にしてお家に戻りました。そして晩御飯を食べながらです。トミーに今日のことを全部お話しました。
 トミーはコロッケで御飯を食べながらです、先生に言いました。
「そうですか、それじゃあ」
「まずはね」
「彼がどんな人か見て」
「そしてついでにね」
 このことはお家に帰ってから思ったことです。
「女の子の方もね」
「もう一度ですね」
「見てね」
「どんな娘か確かめてですね」
「お話を進めていこうと思うんだ」
「チェックにチェックを重ねる」
「論文を書いた後と同じだね」
 先生は笑ってこうしたことも言ったのでした。
「論文もね」
「書いた後で、ですね」
「何度も検証してね」
「そうしてですね」
「発表しないと駄目だからね」
「だからですね」
「あの娘のこともね」
「チェックして」
「やっていくよ」
 こうお話してなのでした、先生は男の子だけでなく女の子のことも確かめるのでした。そうしてなのでした。
 一週間後のホワイティ達の報告を待つことにしました、まずは一週間でした。
 トミーにそのことをお話してからです、先生はトミーにあらためて尋ねました。
「それでだけれど」
「何ですか?」
「うん、今日の晩御飯だけれど」
「コロッケですね」
「これは商店街で買ってきたものだね」
「そうですよ」
 トミーは先生ににこりと笑って答えました。
「美味しいって評判でしたから」
「買って来てだね」
「今晩のおかずにしました」
 こう先生にお話するのでした。
「買って来たものはそれで」
「他のおかずはだね」
「お味噌汁やサラダは」 
 そういったものはといいますと。
「僕が作りました」
「そうしてくれたんだね」
「あとデザートにはオレンジを買ってきました」
「いいね、そちらもなんだ」
「はい、ありますから」
「今日もご馳走だね」
「何かいつもですよね」
 
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ