13部分:第十三章
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は何も思わなかった。
蚊帳を通り抜けているのが奇妙であったがそれは化け物の所業なのでそれはそれで不思議なことに納得がいった。納得するとどうでもよくなりまた眠りについた。
暫く舌が嘗めていたがそれも止まった。そして彼は朝までゆっくりと眠った。
起きるとまず台所へ向かった。そして昨夜の臼を覗き込んだ。
「白くなっているかな」
だが米は白くはなっていなかった。それを見た平太郎はいささか落胆した。
「まあ化け物に期待しても無駄じゃな」
結局人間ではない。これも致し方ないことであった。
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