第1話
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
イサムはいつもと同じようにシゲとイサムの部屋で『ブラックバトルプレイヤーズ』で戦っていた。
そしていつも通りイサムが負け、戦いが終わったかに見えた。
しかし、イサムたちを含むプレイヤー全員がゲームから出れなくなっていたのだ。
「おい、出れねーぞ」
「あれ、おかしいな、こんなこと一度もなかったのに」
『ブラックバトルプレイヤーズ』は身体をも飛ばすゲームで国も推奨している安全なゲームと言われていた。転送先はゲーム空間であり、このゲーム機でしか行くことはできないのだ。
そして、シゲが掲示板を見て、
「おい、別のプレイヤーも出れないらしいぞ」
「ついさっきから出れなくなったみたいだね」
このゲームはバトルが終ったあと掲示板を見ることができる。
その掲示板では色々な情報が行き交っている。
「どうするんだよ?」
「今は待っておくしかないね」
すると、突然イサムが光に消えた
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
イサムは小さく真っ白な部屋へ転送された。
「うーん、ここは?」
するとイサムの前へ一人の男が転送された。
「君はアルティメットキャラ使用者だね、私はプランダラー、もちろんゲーム名さ。
私と勝負しよう、ブラックバトルプレイヤーズでね。断れはしないよ」
「うわっと」
イサムはいつの間にか闘技場にいた。
「ハンデをやろう、私の能力は略奪、タイプはトリッキーだ」
プランダラーはいきなり足でイサムを蹴った。
「っく、僕だって」
イサムは蹴りをくらったが、体勢を立て直し、顔に拳で殴った。
「ふふふっ、そうこなくちゃ、能力が目覚めてなくても、効くじゃないか、よっと、これを待っていたんだ」
プランダラーが拳を食らいながらイサムの足に、荊棘が絡まる。
プランダラーはトリッキータイプ戦闘が得意なタイプではなく、相手を妨害したり、奇抜な動きで相手を翻弄するタイプなのだ。
「なに!罠だと!」
イサムがそう言った時にはもう遅く、プランダラーが襲いかかっていた。
「もう、無理だよ、君のHPは0に等しい」
イサムが罠を抜け切ったときにはもう相当なダメージをくらっていたのだ。
「ついでに言っておくけど、僕の略奪は相手のキャラを奪い、そのプレイヤーは、意識だけがこの世界に残り、現実世界の体は脳死してしまうのだよ」
「くそっ、僕だって、僕だって!」
イサムはその時シゲと戦ったあの時、そして世話になった家族や友達の顔が頭に思い浮かんだ。
「僕はこんなところでは負けられないんだ!」
《スキル『不屈なる心』を手に入れました》
「能力が目覚めたのか?」
「僕だって〜〜!」
スキルは力を本当に欲した時に開花する、このスキルは瀕
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ