第二十二話
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受け止めた。
さらにカウンター気味に十拳剣を超巨大蟻に突き刺す。
十拳剣は刀そのものが封印術を帯びている。
ギチギチギチ
超巨大蟻は断末魔の声を上げると、十拳剣に封印された。
超巨大蟻を封印した事を確認して俺はスサノオを消す。
「はぁ、はぁ…しんど」
流石にスサノオの行使は未だ成長途中のこの身では反動がきつい。
ソラの方を確認するとどうやらソラも超巨大サソリを封印したようだ。
「はぁ、はぁ…よし!」
俺は気合を入れなおすとソルを握り締め、未だ残っている巨大サソリの残党達を駆除していく。
ようやく避難民を別のシェルターに避難させる事が出来た。
途中他国の忍びが襲ってこなかった事は幸いだった。
もしかしたら先ほどのサソリと蟻は敵味方を認識できる物ではなく、近場の者を攻撃するように命令されていたために近くに居なかったのかもしれないが…
何にしてももう無理!
「お疲れ様です、兄様」
「ハナビ…だから兄様はやめろと…はぁ、今は反論する気力も無い」
「良いじゃないですか!それよりさっきのデカイのを倒したあの術は何というんですか?」
「秘密」
「えー。ケチです。教えてくれても良いじゃないですか」
少し可愛く拗ねて見せているハナビ。
う…可愛いです。
だけど教えるわけにはいかない。
もう見せてしまったけど一応俺達の切り札だからね。
「ソラもヒナタもお疲れ」
「うん…ちょっとオーラを使いすぎた。今日はもうこれ以上は勘弁して欲しい」
「確かにね」
ソラの発言に俺は同意する。
中忍試験の後にあの数の敵を相手にして、更にプラズマザンバーとスサノオの使用。
とっくに限界を超えている。
「私はアオくん達に比べればまだ消耗は少ないから、周りの警戒に当たるね」
「任せた」
そして俺達は避難民に紛れて休息を取った。
何時間そこに隠れていただろうか。
ようやく厳戒態勢が解除された時には里への被害は甚大で、かなりの建物が倒壊している。
その後の情報で、今回の騒ぎの首謀者である砂隠れの里の全面降伏で今回の騒ぎは決着がついたようだ。
しかしこちらの被害も甚大だった。
特に問題なのは三代目火影がこの事件で戦死された事だろう。
皆、火影の死を悲しんでいる。
しかし悲しんでばかりも居られない。
しばらくは里の復興が俺達の任務だ。
その後新しく五代目に初代火影の孫である綱手様が就任された。
さらに俺達8班と奈良シカマルの4名に中忍への昇格が言い渡された。
砂の忍によって中断された中忍試験。しかし行われた試合に関してはちゃんと合否を判断したらし
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