友は屍を越えて
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
りだったわ。その第一歩は人工ドラゴンの卵を孵化させるとこから始まったわ』
ダフネはドラゴノイドについて語り出す。
『私の住んでいた街はデータを取るにはもってこいだったんだけど、私を含む街の住人はみんなヒドゥンが使えちゃうのよね。
で、そんな実験データの取れない街なんて私には用なし。罰として彼らのヒドゥンを解けないようにしてやったわ。
そしてヒドゥンで消えた住民は感知できない。不完全なドラゴノイドにも罰を与えたわ。
そしてその街はやがて音無の街になった』
自分の都合でこの人はそんなひどいことをするのか!?でも・・・だったらグレイさんはなんでこの人に肩入れするんだ?
『その後も研究を続けた私はついに気づいたの。ドラゴノイドを動かすには滅竜魔導士の力がいるってね』
だからドラゴン見たってウソをついたの・・・そう言えば俺たち滅竜魔導士が話を聞きに来るのは明白だからな
『ハイハイハイ。ナツ・ドラグニル。火竜よ!!命を閉じて働くがいいわ!!この私と私の野望のために、燃え尽きろー!!』
ダフネが叫ぶとドラゴノイドはその場で一回足踏みをする。
「ぐっ」
「きゃああああああ」
「何すんのよ!」
「危ないでしょ〜!?」
「大きい上に、」
「ものすごい迷惑!!」
「あい!」
俺たちはその砂煙を浴びてしまうが別にダメージ的なものはない
「貴様!こんなものを作り上げて、一体何をしようとしているのだ!」
『ハイハイハイ。私の野望。それは究極のドラゴノイドを完成させることよ。
これもまだ試作品に過ぎないわ。まずは現段階での能力を、テストテスト!!』
「きゃああああああ」
「うわああああああ」
ダフネがエルザさんの質問に答えるとドラゴノイドはその場で何度も足踏みをする。
俺たちはそれに寄ってバランスを崩し倒れる。
『ハイハイハイ、脚部の動きがぎこちないわね。ハイハイハイ!徒歩での移動は無理っと!』
「迷惑!ものすごく迷惑な奴!!」
ルーシィさんがドラゴノイドを見ながら言う。はっきり言って同感です!
「オイラ知ってるよ。こういうのマッドサイエンティストって言うんだ!」
「なんとかして止めねば、しかし」
「中にナツさんがいたら、迂闊に手出しできません!」
「そう?別にいいんじゃない?」
「ナツくん丈夫だしね〜」
「お前らなぁ・・・」
ドラゴノイドを止めようにもナツさんが中にいたら攻撃はできない・・・シャルルとセシリーの言う通りナツさんは丈夫だけど、それでも仲間が中にいるのに攻撃なんかできない!!
「グレイ・・・これがお前の望んだことか?」
エルザさんは岩の上に立っているグレイさんを見上げ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ