マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0964話
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うが、それでも数は大きく減っている筈だ。
……正直、フェイズ3とかだとアトリエがない以上はG元素の入手も期待出来ないし、シャドウミラーとしても協力する旨味が殆どない。
なので、その辺は出来ればマブラヴ世界の住人の戦力でどうにかして貰いたいと思う。
そんな話をコーネリアとし、20分程して通信を切り、改めて自分の仕事に戻るのだった。
「……戦力的には互角、だな」
「ええ、そうね。まぁ、帝国は周辺全てに戦力を出してるんだから、しょうがないんでしょうけど」
俺の呟きに言葉を返したのは、このシロガネの艦長でもあるマリューだ。
現在シロガネのブリッジにはシャドウミラーの幹部陣の中でもある程度余裕のある者達が集まっている。
何をしているのかと言えば話は簡単。エルベ藩王国と帝国軍の戦いを見物しに来たのだ。
正確には、メギロートがどんな風に働くのかを確認するのを見学しに来たというのが正しいと思うが。
何故シロガネかといえば、純粋に居住スペースと機能の問題だ。
こうして見学している以上、当然シロガネの姿は戦場からそれ程遠くない位置に存在している。つまり、シロガネ程の巨体であれば帝国軍に見つかりやすいのだ。……普通であれば、だが。
しかし、今のシロガネはミラージュコロイドを使っている為に、遠くからでは判別しにくい。
……ファンタジー世界なだけに、ミラージュコロイドの違和感に気が付くような存在がいないとも限らないが。
「うわぁ……ダークエルフの時にも思ったけどぉ、空飛ぶ船とか凄すぎるわぁ……」
「そうですね。父様も来れば良かったのに」
「此の身としても、まさか再び空の上に存在するとは思えなかったぞ」
「……興味深い」
ロゥリィ、テュカ、ヤオ、レレイの4人がそれぞれに歓声を上げる。
もっとも、レレイ辺りは歓声というよりも純粋に好奇心からの声のようにも見えるが。
ともあれ、シロガネの窓から外の様子を眺めている4人はそのまま放っておいた方がいいだろうと判断し、改めて視線を映像モニタの方へと移す。
そこでは、敵味方合わせて数千人規模の戦いが行われていた。
突き進むオークやゴブリンと、その援護として放たれる無数の矢。
……所詮オークやゴブリンは捨て駒という扱いだからだろう。味方の放った矢に殺される個体も結構な数存在している。
また、オークやゴブリンの背後からは槍兵が後に続き、その背後には騎士。
そして上空には両軍合わせて50騎程度だが、竜騎兵の姿もある。
こうして見る限りでは、五分五分といったところか。
だが……
「量産型Wからの援護が始まったみたい」
メギロートに指示を出すという意味もある量産型Wだが、当然以前から狙撃で援護をしていたのと同じ真似も出
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