マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0964話
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まぁ、奴隷云々に関してはエルベ藩王国に譲渡された帝国軍の捕虜がどのような扱いになるのかは分からない。だが、今まで自分達が行ってきた行為がそのまま返ってくるだけだと考えれば、特に何かを思う事もない。
……そういう意味では、魔法を研究するという名目でホワイトスターに残される数名の方がまだマシなのかもしれないな。
「っと、考えが逸れた。戦力に関してだったな」
呟き、改めて資料に目を通す。
とはいっても、メギロートを派遣した時点で反乱を起こしている国々が勝利を掴むのは既に決まっている。そうなると、次に必要なのはどれだけ早く帝国という国を平定するかになるが……やっぱりここは俺達も攻勢に出た方がいいか。
下手にこっちを警戒している戦力が残ったままだと、追い詰められれば反乱を起こした国に向けられるかもしれないしな。
そう判断すると、早速実働班の隊長でもあるコーネリアへと通信を入れる。
30秒程が経ち、やがて映像モニタにコーネリアの姿が映し出された。
軽く汗を掻いているところをみると、恐らく実働班の訓練中だったのだろう。
『アクセル、こんな時間にどうかしたのか?』
その言葉に、汗を浮かべている艶っぽいコーネリアに見入っていた自分に気が付き、我に返り口を開く。
「っと、悪い。門世界の件だ。反乱を起こした国にこちらから援軍を送って、一気に帝国の内乱を終了させるって話はこの前したと思うが……」
『ふむ、確かに聞いたな。それで?』
「各国にメギロート2機程度を送ろうと思っているんだが、どう思う?」
『……1つの戦場、あるいは2つの戦場であればそれで十分だろう。だが、一応国からの独立戦争なのであろう? で、あるならば幾つもの戦場が……いや、帝国軍にしてもそこまで手は回らないか』
「ああ。何しろ複数の国家が同時に帝国に対して反乱……独立戦争を仕掛けているからな。ただでさえ戦力の減っている今の帝国が、1つの国に対して複数の戦場を用意出来るとはとても思えない」
実際、そういう意味では2つの戦場に対応して2機のメギロートを用意しているという意味でも過剰な戦力と言えるんだよな。
……まぁ、念には念を入れるのは当然だが。
一応……本当に一応ではあるが、帝国軍にいる竜騎兵辺りが出てくればメギロートを倒せる可能性が皆無……という訳ではない。
もっとも、それにはバードストライク的な攻撃が必要になりそうだが。しかも数十騎程纏めて。
それだけの被害を受けてメギロート1機を倒したとしても、シャドウミラーにとっては殆ど被害がない。1時間も掛からず、すぐにメギロートを派遣する事は難しく無いのだから。
影のゲートを使ってもいいのなら、それこそ10分も掛からないだろう。
『では、アクセルの意見通りで特に問題は
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