第一四話「暴走と流動」
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ーポンの消費に委員長と小萌先生が呼ばれて、で、小萌先生宅に居候しているという赤毛ツインテールもどきちゃんも誘われたってわけか」
「…そういうこと。クーポンの使える期間が明日までだったから。無駄にしたら勿体ない」
「なるほどなー」と言いながら次のテリヤキバーガーを包み紙から出し、口にする青髪ピアス。見た目はそこらのファーストフード店の物と変わりないし、青髪ピアスの舌には別にこれと言って違いが分かるわけでは無かったが、美味しけりゃなんでも良かった。
現在、5人は計36個のバーガーへとアタック中であった。1人頭大体7個という計算だが、男子である青髪もいるしギリギリいける量だろう。全部同じ種類のバーガーではないので、飽きが来ないのもあるから大丈夫そうだ。以外だったのが結構小萌先生が食べることができることである。あの体で。
ちなみにこの状況、俗に言うハーレムというもので青髪自身「春やー!春が来たんやー!」と叫んだら、思い切り吹寄に腹パンさせられた。何故だ。解せぬ。
しかし状況維持には成功できているので、どっちみち青髪には美味しい状況に違い無かった。こんなラッキーなことは中々無いだろう。
(すまんなカミやん、ツッチー……俺はお前らを越えていくで!)
「……なんでこいつ、さっきからニタニタしてるの?」
「深く考えないほうがいいわよ。どうせ気持ち悪いことは間違いないんだから」
結標としてはいきなり小萌に声をかけられ、暇だったから来てみれば、以前小萌の家に訪ねてきたのが何度かあったので一応顔見知りという程度の人物のクーポン消費に手伝わされることになり、その上こんな変態を絵に描いたような糸目のヤツまで出てくる始末だ。ため息が出そうだった。
ちなみに今日の結標はいつものような桃色の布で胸を隠しただけの上半身にブレザー目立つ格好ではなく、悪目立ちのしない私服仕様だ。サラシなどつけていたら青髪からもれなく変な名前で呼ばれていただろう。「赤毛ツインテールもどき」もどっこいどっこいだが。
「何言ってるや!ボクぁ目の前にナイスバディな社長秘書風の眼鏡熟女と幸薄系北欧ブロンド美少女が居たら、母子に見えようとも『姉妹で観光ですか?』とお世辞を言いつつ脳内ではその2人がボク自身の姉と妹だったらと妄想する事でパラダイムシフトからパラダイスシストするぐらいには空気読める男なんやで?だから気持ち悪いとはなんぞや!」
「どっちみち気持ち悪いことに変わりは無いじゃない。ってかあんた上条や土御門とは別ベクトルで気持ち悪いわね……」
「そりゃぁカミやんは管理人のお姉さん、ツッチーは妹属性という貴賎を設けてるからなあ。けどボクは属性に貴賎は設けへん!なんせボクぁ落下型ヒロインのみならず、義姉義妹義母義娘双子未亡人先輩後輩同級生女教師幼なじみお
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