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とある緋弾のソードアート・ライブ
第一二話「本物の地獄に住む狂乱者たち」
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が、削板軍覇に殴られてから、彼も随分変わったということであろう。

「……で、これはどうするんだ?」

 ちなみに、削板vs横須賀のタイトルマッチだが、その前にひと騒動があったことを知るのは、もちろんこの2人だけで有る。

 確かにモツ鍋さん、もとい横須賀は削板軍覇に一回も勝てた試しはない。しかし彼も随分と修羅場をくぐってきたものである。あれくらいの連中なら素手で返り討ちにすることができた。

 無能力者は弱い。それは否定はできないが、彼のように努力をし成長する無能力者だって大勢いるのだ。

 それはさておき、目の前にゴロゴロと転がる鉱石を見ながら、横須賀は解いた。襲いかかってきたのを削板と一緒に撃滅したらこうなったのだが、これを一体どうするのかと。

 少し思慮してから削板軍覇は「ポン」と手を叩いた。嫌な予感がした横須賀だったが、それを何とか抑え込む。

「あんな根性ねえふやけたようなやつじゃなくて根性ある鉱石にするからよ。まず殴って形を」

 前言撤回。なんの危機感もないバカにツッコミを入れることとした横須賀であった。






 こうして歯車は回り始める。

 気づけば、誰も止めれないほどの速さになり

 ガタゴト、ガタゴトと……






第一二話「本物の地獄に住む狂乱者たち」完

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