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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第87話 授業参観、始まります!
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ファイトよ!」
「アーシアちゃん、かわいいぞ!」
おじさんとおばさんは熱心にアーシアの事を応援していて、かなり目立ってた。
おじさんに至っては、実の息子のイッセーをそっちのけで手に持つビデオカメラを熱心に回していた。
……今頃、兄貴もあんな感じなんだろうな…。
千秋に同情しつつ、とりあえず、何を作ろうか、思案してると、ドレイクが話し掛けてきた。
『なあなあ、明日夏。俺にやらしてくれよ♪』
よし、無視だ。
こいつに任せたら、何を作るか分かったもんじゃねえ。
「ひょ、兵藤君…」
再び、思案を始めようとしたら、先生が上擦った声でイッセーを呼んでいた。
気になって、イッセーの方を向くと、イッセーの手元には手でこねて作ったとは思えないほどのリアルな完成度を持った部長の等身大の紙粘土像があった。
「あれ、リアスお姉様じゃない!?」
「そうよ、すごいそっくり!?」
あれは最早、そっくりってレベルじゃなく、完全に模写の域だ。
途端に他の生徒達がイッセーの周りに集まりだす。
おーい、今授業中な上、保護者の方々の目もあるんだぞ。
本来なら注意する立場である先生もイッセーの作品を見て、相当興奮して感心していた。
「素晴らしい!君にこんな才能があったなんて、兵藤君!」
「ああいえ、適当に手を動かしてただけで…」
「フッフッフ、手が覚えているほど、触りまくっている訳ねぇ♪」
桐生がメガネを光らせながら、イヤらしい笑みを浮かべて言った言葉に周りの生徒達が騒ぎ出す。
「クソッ!やっぱイッセーの野郎ぉ!」
「リアス先輩とぉ!」
「嘘よッ!?」
「リアスお姉様が野獣とそんなァッ!?」
まあ、実際はそこまでの事はしてないと思うがな。
「ほえー、完成度高けーなオイ♪」
って!?何混ざってんだ姉貴ィィィッ!?!?
姉貴の登場に周りのみんなも驚く。
「今度、私と千秋のも作ってもらおうかなぁ♪」
「あ〜、私のも〜イッセーく〜ん♪あと、燕ちゃんのも〜♪」
「あ、でも、その為にはヌードを見せて、お触りありじゃないといけないのかなぁ?」
「?私は良いよ〜」
「私もまあいっか♪一緒にお風呂入った仲だし♪」
姉貴と鶇の発言でさらに教室内がざわつく!
特に男子のイッセーに向ける殺意が凄まじい。
……って言うか姉貴それ、小学生の頃の話だろうがよ…。
「なあ、イッセー。俺の芸術と交換してやっても良いぜぇ?」
「そんなゴミより、俺は五千円出すぞォッ!」
「私は七千円出すわ!」
「リアスお姉様のお身体は渡せないわァッ!」
……なんか、松田の発言を皮切りに競りが始まりだした…。
次第にヒートアップしていき、終いには姉貴と鶇の言葉を真に受けた連中が姉貴と千秋、鶇、燕の像も買おうとする輩が出てきたり、他のオカ研の部員の像を頼む奴まで出てくる始
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