第4章
停止教室のヴァンパイア
第87話 授業参観、始まります!
[5/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
らどうして、俺が殴られるんだよ…」
「いやぁ、すまん。あまりにもお前の周囲に美少女が集まる為…」
「ただ、この憤りを何かにぶつけたいだけなんだぁ!」
「ふざけんな!?」
「まあまあ」
「とにかくだ。お前は二人と交流があっても、二人に手を出してないって事だな?」
「っ!?あ、当たりめえだろ…」
元浜の問い詰めに一瞬硬直してから、ぎこちなく答えるイッセー。
まあ、神楽にはセクハラ紛いの事(っと言うか、ほぼセクハラ)をしているし、ゼノヴィアからは未遂とは言え、子作りを迫られたから、一概に手を出してないとは言えないだろうからな。
っと言うか、ゼノヴィアはともかく、イッセーは気付いてないが、神楽はイッセーに惚れてるしな。
「イッセー」
「っ!?ゼノヴィア!?」
なんてやり取りしているイッセーの元にゼノヴィアがやって来た。
「先日は突然、あんな事言って申し訳なかった」
「ま、まあな…!?」
『あん?』
ゼノヴィアの言葉に焦るイッセーとなんの事だと疑問符を浮かべる松田、元浜。
「だからこそ、まずはこれを用いて練習しよう」
『なにィィィッ!?!?』
ゴツンッ!
松田ち元浜が絶叫をあげる中、頬杖を突いていた顔をずり落として、机に額を思いっきりぶつけてしまう!?
ゼノヴィアが取り出したのは、ゴム製の避妊具…所謂コンドームだったからだ。
「バカかぁぁぁぁああぁぁぁっっ!?!?!?」
「己は大衆の面前でなんつーもん出してんだァァァァッ!?!?」
思わず、イッセーと共に大声でツッコンでしまった!?
周りからは奇異な目で見られてしまう。
「ねえ〜、何の騒ぎ〜?」
そんな中、鶇がアーシアを連れてやって来る。
「ゼノヴィアさん、それは何ですか?」
「ん、アーシアや鶇も使うといい」
そう言って、それぞれに袋を手渡すゼノヴィア。
「?ありがとうございます」
アーシアは渡された物が何なのかさっぱりっと言った様子でゼノヴィアに礼を言う。
「あ〜。これってあれだよね〜。コン…」
「言わんでいいッ!!」
鶇は知っていたのか、バカ正直に品名を口にしようとしたが、状況がさらにややこしくなりそうだったので、口を挟んで強引に遮る。
「何々?また兵藤がやらかした?」
桐生が面白そうな事を見つけたと言わんばかりに楽しそうに割って入ってきた。
「桐生さん、これ何ですか?」
「ああ、これはねぇ…」
桐生が耳打ちで品名と使用用途を教える。
「っ!?」
途端にアーシアは顔を真っ赤にして俯いてしまう。
「こら桐生!?アーシアに要らん事を…」
「でも兵藤さぁ、良いのかなぁ?ゼノヴィアっちを抱いちゃったらぁ、アーシアがかわいそう…」
「桐生さん、やめてくださいィィッ!?」
イッセーの言葉を遮って喋っていた桐生の口をアーシアが慌てて塞
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ