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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第4章
停止教室のヴァンパイア
第87話 授業参観、始まります!
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!?」
血の涙が出るんじゃないかって勢いで号泣しながら詰め寄ってくる。
って言うか、お前らがモテなかったのは、欲望(特に性欲)を大っぴらにし過ぎて、周りから悪印象ばっか集めたせいによる自業自得だろうが!
ったく、悪い奴らじゃねえから、少しは自制心を持ていれば、多少はマシな状況になっていただろうに。
「クソーッ!この憤りは何にぶつければいいんだーッ!!」
「諸悪の根源であるイッセーはこの場にいないし…!」
「明日夏にぶつけようにも、返り討ちに遭うのが関の山だし…!」
「ほとんど、俺、関係ねえだろうが!俺に当たるな!」
……ハァ、これから、あいつに女性の知り合いができる度にこんな愚痴やらとばっちりが飛んでくるのか?……勘弁してくれぇ…。
「おい、明日夏!お前、本当はイッセーに何かかしらのモテる為のアドバイスとかしたんじゃないのか!」
「ハァっ!?」
「そうだろう!白状しろ!そして俺達にも教えろ!」
「白状も何も、んなもん、してねえよ!」
「いいや、嘘だ!」
「でなければ、あいつに美少女が寄ってくる展開なんぞありえん!」
「モテるお前が何かかしらのアドバイスをしたか!」
「何かの陰謀に決まっている!」
嫉妬と怒りで、最早、訳わかんねえ事を口走ってるぞこいつら!?
『さあ、吐けェェッ!!』
「……お前らなぁ………いい加減にしろォォッ!!」
我慢の限界に達した俺はヴァーリへの怒りや公開授業の不安を発散させるが如く、二人にかつてない程の威力のアイアンクローを決めてやった!


「ふぅ。なんとか収まったなぁ…」
あのヴァーリって言う白龍皇に会ったおかげで、左腕がドラゴン化しかけてしまい、授業中に朱乃さんに吸い出してもらう訳にはいかない為、保健室で休んでいた訳だが、一時的なものだったのか、ようやく、左腕が落ち着いてくれた。
「……それにしても、白龍皇ヴァーリかぁ…」
ふと、コカビエルとの戦いに乱入してきた時に着ていた白い鎧姿を思い出す。
「あれが奴の戦闘スタイルって訳か…俺がライザーと戦った時と似てたけど…」
『奴のは完成形だ。お前のとは比較にもならないな』
「ドライグ?」
ライザーとの戦いの時に俺が着た赤い鎧の事を思い出していたら、ドライグが話し掛けてきた。
俺は少し気になってた事をドライグに聞く。
「なあ、白い龍と赤い龍って、一体どう言う関係なんだ?」
少し間を置いて、ドライグが答える。
『神と天使、堕天使、悪魔の三大勢力が戦争していた時、異形の者達、そして人間がそれぞれの勢力に手を貸していたんだが、ドラゴンだけは例外でなぁ』
「例外?」
『大半は戦争など我関せずで、好き勝手に生きていたのさ。ところが戦争の最中、大ゲンカを始めたバカなドラゴンが二匹いた』
「二匹ってまさか!?」
『世界の覇権を
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