第4章
停止教室のヴァンパイア
第87話 授業参観、始まります!
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と言えど、その様な行動や格好はあまりに容認できません!」
「そんな、ソーナちゃん!?ソーナちゃんにそんな事言われたら、お姉ちゃん悲しい!?お姉ちゃんが魔法少女に憧れてるって知ってるでしょう?」
どこかで聞いた様なセリフだなぁ。
再び、脳内にミルたんの姿が浮かび上がる。
「煌めくステッキで天使、堕天使を纏めて抹殺なんだから☆」
「お姉様、ご自重ください!お姉様が煌めかれたら、小国が数分で滅びます!」
お互い、物騒な事を言ってるな…。
ふと、気になった事を匙に聞く。
「なあ匙」
「ん?」
「コカビエルが襲ってきた時、会長はお姉さんを呼ばなかったけど、仲が悪いからって訳じゃないよな?」
「……あの様子じゃ、むしろ逆だろうな」
「うふふ、その通りですわ。セラフォルー様が妹君であるソーナ会長を溺愛し過ぎているので、呼ぶと逆に収集が着かなくなると」
「た、確かに、妹が堕天使に汚されるとか言って、即戦争になってたかもしれません…」
妹思いな魔王様だなぁ…。
「もう、耐えられません!?」
ついに限界が来たのか、会長が目元を潤ませながら、この場から走り去ってしまう!
「待って、ソーナちゃん!?」
「来ないでください!?」
そんな会長を追いかけて、レヴィアタン様もこの場から走り去ってしまう。
「じゃあ、俺、会長のフォローしなきゃだから」
「お、おう、頑張れよ」
匙も会長のフォローの為に二人の跡を追っていった。
「あいつも大変だな…。それはそうと、部長、一つ聞きたいんですが、現魔王って…」
「……あまり言いたくないのだけれど、貴方が考えている通りよ、明日夏。現四大魔王の方々はどなたもこんな感じなのよ」
「こんな感じ?」
「プライベート時が軽いって事だよ」
そう言って、冬夜さんと千春さんを睨む明日夏。
なるほど、納得だ。
「おお!イッセー!」
「ん?父さん?」
あの後、校舎の正面広間に移動すると、偶然そこにいた父さんに声を掛けられる。
声がした方を見ると、父さんと母さんと一緒に紅髪の男性と一緒にいた?
「リアス、こんな所にいたのか」
「お父様?」
え!?部長のお父さん!?わ、若ァァッ!?
「君が兵藤一誠君か。リアスの父です。娘が世話になっているね」
「ど、どうも!……父さん、どうして?」
「偶然、廊下ですれ違ってなぁ。ここで長話もなんですから、狭いですが、我が家でいかがですか?」
「おお!それは願ってもない!」
『ええぇっ!?』
驚嘆の声を上げる俺と部長を余所に、父さん達は身を翻す。
「じゃあ、父さん達、先に帰ってるからな。お父さん、結構行ける口ですか?」
「ハハハ!いやあ!」
……父さん、部長のお父様になんつう軽口を…。
「ハッハッハ!これは良い!」
豪快に笑い声をあげながら、サー
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