泡沫の月
[8]前話 [2]次話
どれだけの言葉を重ねても
君に届かなくちゃ意味はない
頭を抱えて悩む僕は
今さえ無常の死出の道
君の声が聞こえない…
君の姿が見えない…
こんな淋しい現実なんて
僕が望んだものじゃない
涙 誘う 泡沫の月
どれくらい君を想えばいいの?
流れゆく雫は地に落ちて
砕け散っては また還る…
嫌味な程の強い陽射しは
隠す心さえ暴きそうで
笑うことさえ厭う僕には
青空にさえ雨が降る
君の温もりがない…
君の心 掴めない…
哀しむだけの未来なんて
僕が望むわけないよ…
痛みに落ちた 泡沫の月
どうしたら君に会いに行けるの?
描いた想いは時の中へと
霧散してっては また還る…
溜め息零すよ 泡沫の月
どうすれば君に愛されるのかな…
泉のように溢れ出す想いは
いつかは涸れて また還る…
君への想い 続いてく…
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ