Life3 ついでに、アザゼル再臨
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−Interlude−
ここは、東京千代田区にある公式組織の建物の中のある一室だ。
「お早う御座います、藤村切嗣様」
「お早う御座います、塚田警視監。本日もよろしくお願いします」
お互いに、恭しくお辞儀をし合う。
「塚田警視監、今回は愚息の士郎にも席を用意して頂き、ありがとうございます」
「なんのなんの、藤村組のご子息ともなれば後継者でしょう。この様な機会でもなければ、顔を合わせる事など有りませんからな。これからの事を考えれば当然の事ですよ。ですので、これからはよろしくお願いします。藤村士郎殿」
「恐縮です、塚田警視監殿。しかし、今の私は父の付添い人――――肩書きなどない身ですから、如何か、呼び捨てにして下さい」
当然のように、敢えて下手にでる士郎。
「ハハハ、ずいぶんとしっかりしているのですね?御子息は。しかしながら此処は公の場、流石にその様には往きませんので、如何かご理解いただきたい」
「そうですか?いえ、そうですね。無理を言って申し訳ありませんでした。未だ若輩の身故の先程の失言、如何かご容赦いただければ幸いです」
この様に、あくまでも世間体を考えた社交辞令を続ける両者。
そのやり取りをもう少し続けてから、譲り合い席に着く藤村組代表の2人。
そもそも今回の仕事は、小中高の夏休み中の行動の押さえに対する確認の会議だ。
夏休み中の押さえなので、本来の対策会議は既に切嗣とアイリが御呼ばれした場で、行われている。
つまり、士郎が今日出席しているのは、本当に顔見せの様なモノだった。
『――――お集りの皆様、本日の議題に入りたいと思います』
会議が始まった。
−Interlude−
時刻は昼過ぎ頃。
リアス達は、混雑に巻き込まれない様に、比較的早めに昼食をとってからショッピングモールにて買い物をし始めた。
『・・・・・・・・・・・・』
それを、荷物持ち同然の男子たちは店の外で待っていた。
ベンチに座りながらスマホをいじる元士郎。
柱に寄り掛かりながらリアス達に時折視線を向ける祐斗。
水分補給のためにか、コーラを飲みながら周りに視線を泳がせる一誠。
ようするに暇を持て余していた。
そんな空気に耐えかねたのか――――どうかは判らないが、元士郎が話を切り出す。
「そう言えば、木場。藤村先輩の家での生活は如何なんだ?」
「うん?結構よくしてもらっているよ。皆いい人ばかりで、既にアイリさんからは壁を突破られて呼び捨て状態だしね」
これは人によるだろうが、幼少時代につらい体験をしてきた祐斗にとっては、別にリアスの家が居心地悪いワケでは無いのだろうが、グレモリー公爵家に
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