Life3 ついでに、アザゼル再臨
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れど、士郎は極力一般人に認識魔法・魔術を使うのを嫌ってるから、緊急時位は仕方がないと割り切るらしいけど、それ以外は厳しいわよ?」
「お堅いねぇ〜。そういうの嫌いじゃねぇけどよ・・・」
そこでリアスの眷属が半分くらいしかいない事に気付く。
「ありゃ?もう半分は?」
「あの子たちは士郎の家に帰ったわ。冥界に行くために“説得”をしなければならないのよ」
「誰を?」
何故とは聞かないアザゼル。
「士郎のお母さん、アイリさんをよ」
−Interlude−
藤村家は今、何とも言えない重い空気の中にあった。
士郎達5人が帰宅してからは、通信簿を親に見せるなどのイベントもあり和やかな雰囲気だったが、相応の覚悟をして夏休みのの大半をオカルト研究部メンバーは全員、ある避暑地に行くと告げてからと言うモノ、重苦しい空気と唯ならぬプレッシャーを、アイリスフィールは放っていた。
大黒柱たる切嗣は、仕事があると言う言い訳から逃げ出していた。
「どうしても行っちゃうの?ギャスパー・・・」
アイリの目線は向かいでも斜めでもなく、真横に居たギャスパー本人に向けられていた。
「は、はいぃぃ・・・。ごめんなさいですぅぅ」
弱弱しく申し訳なさそうに答える。
「リアスさんの事情も理解しているけど・・・・・・」
ギャスパーの髪を優しくかき分けながら、いじける様に考え込むアイリ。
「そうだわ!私も一緒に着いて行く「駄目だ」士郎!?」
アイリの突飛過ぎる提案を即座に切り捨てる士郎。
「子供を大切にするのは母さんの良いところだが、過保護過ぎる!だいたい、父さんの補佐は誰がするんだ?」
「う゛っ」
士郎に現実を突きつけられて黙るアイリは、溜息をついてからギャスパーに向き直る。
「・・・・・・わかったわ。私の降参だけど、条件があります」
「じょ、条件ですかぁぁぁ?」
「そう♪今日から出発する日まで、私と一緒におねんねしましょうね♪」
「ぇえぇぇえええぇえええ!!?」
驚くと同時に助けを求めようと周りを見渡すと、既に誰も居なくなっていた。
『条件』と言う言葉を耳に捉えた瞬間に、士郎は両隣に居た祐斗とゼノヴィアの首根っこを掴み瞬時に廊下へ移動したのだ。ギャスパーを生贄にして。
「ふえぇええええええぇええ!!?」
「あら?士郎も気が利くじゃない!さぁ、御着替えしましょうね〜♪」
そんな会話が廊下に行った3人の耳を打った。
「大丈夫なんですか?」
「多分な。何時もの猫可愛がりが始まっただけだろ?」
ギャスパーがこの家の世話になる時、リアス達の着せ替え人形になりながら男の子らしい服装で
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