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蓬莱山家に産まれた
産まれた
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たな、印象は最悪だろうけど仲良くなった時に過去の笑い話にはなるだろう
なんか嬉しくなってきたな脳震盪起こしてたような気がするけど治ったのか?いやいくらなんでも早すぎるけど
まぁいいや。俺は立ち上がって服やズボンについた土を落として銀髪の美少女に向き合う

「やっと会話してくれたな、俺は嬉しいぞ!」

「私は嬉しくないわよ!前々から何なの、しつこく遊ぼうとか友達になろうとか誘ってきて鬱陶しい」

「知っての通り私は天才なのよ、どうして私のような天才があんたみたいな人間と友達にならなきゃいけないのよ」

天才?この子が?仮に天才だとしても、どうして俺が知ってる前提で話してんだ俺は知らんぞ。いや、待て何かテレビで聞いたことあるような名前はや、やご、八意、何ちゃらだった気がする。珍しい苗字だったから覚えてるな
しかしこの年で天才ね・・・・俺と年はそう変わらないような気がするがしかし天才か、大変だろうなー。俺たちには寿命という概念は存在しない、100年や1000年経っても死なない、ただ寿命では死なないだけで心臓一突きにしたら死ぬし首を落とせば死ぬ穢れでも死ぬらしいがな。
でも100年はまだしも1000年もずーっと働きたくないな頭がおかしくなりそうだよ

「なんでそこまで人と関わるのを嫌うんだもっと視野を広げようぜ!!」

「あなたは馬鹿のようね、いいえ。馬鹿じゃ上等すぎる」

俺は馬鹿じゃ上等な人間だったようだ。馬鹿なのは認めるが酷いな。馬鹿と思ってくれていい、事実だし。でも口に出さないでおくれこれでも傷つくんだ

「馬鹿でいいから名前を教えてくれよ」

「あなたは私の話を聞いてたの?どうして名前を教えなきゃいけないのよ」

酷い言われようだ、要するに自分は天才 俺は良くて凡人だ住む世界が違うってわけか。じゃあ俺にも考えがあるぞ

「よし、じゃあ着いてこい!俺が皆住む世界は一緒だってこと教えてやるわー!はーはっはっはっ!」

「ちょ、ちょっと離して!何なのこの力、大人ならともかく年が近い奴にこの私が力負けするなんて!!いやああああああああああああああ!!!!!」

ふっ・・・・こいつとて子供、甘いものや美味しいものには弱いはず子供を相手にするにはまず胃袋を制する!

「着いたぞ!目的地にな!」

「なにここ」

「駄菓子屋だ!!!!」

駄菓子屋に着いた。ここでこの女を籠絡してくれるわ!名前を教えてくれないし、銀髪だし銀と呼ぶことにした。 何と言われようと銀と呼ぶ、銀が黙ってたのでどうしたのか聞いてみたら、駄菓子屋を知らないそうだ、いや、駄菓子屋の言葉の意味は知ってるんだが入ったことがないからどうすればいいかわからないそうだ

「銀よ、駄菓子屋に来たことはないのか?」

「無いわ、親が
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