一発ネタ
テイルズオブテンセイシャ
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
○月×日
よお、俺の名はダオス。
デリスカーラーン最大の王国エリュシオンの王子だ。
俺には誰にもいってない秘密がある。
それは――。俺が転生者だということだ。
人に言えないのは結構ストレスがたまる。だから、今日から秘密の日記を書くことしにた。
転生した理由は、神が俺を間違えて殺したかららしい。
当然、怒るところだが、俺はむしろ歓喜した。
何の変哲もない平凡な人生を送ってきた俺にとって、転生して俺TUEEできるのは魅力的だったのだ。
転生特典について聞かれたので、ダオスの力が欲しいと頼んだ。
そして、今に至る。
たしかにダオスの力を手に入れたが、ダオスそのものになるとは思わなかったぜ。
イケメン王子で魔力も力も圧倒的、結果オーライだな。
●月▽日
デリスカーラーンには暗雲が立ち込めている。
理由は、マナの枯渇だ。
マナが枯渇すれば、デリスカーラーンの生物は全て死に絶えることになる。
各国は必死で解決策を探しているが、どれもうまくいっていない。
誰もが焦っていた――。俺を除いて。
俺の出番キター!!
原作のようにファンタジア世界に飛んで、ぱぱーっと世界樹からマナの実を貰えばいい。
これで、俺はデリスカーラーンの英雄となり、ハーレム王として酒池肉林の日々を過ごすのだ。俺マジ天才!
●月◆日
俺の前で、父ちゃん、母ちゃん、兄弟たち、そして多くの臣民が涙を流しながら見送りにきている。
俺が出した、異星からマナを持ってくる案は、万策尽きていたデリスカーラーンの人間にとって、最後の希望となった。
けれども、誰が行くのかでもめた。異星に送る人数は人間一人が限界だったからだ。
やっと見えた最後の希望だが、成功率は限りなく低いと言わざるを得ない。
そ・こ・で! 俺が行くと宣言したのだ。
つい先日王に即位したばかりの俺が直に行くなど、大反対にあったが、粘り強い俺の説得によって、沈静化した。
俺が、デリスカーラーンで力と魔力で最も優れているからな。
見送りに来た人々に決意を込めた表情を浮かべながら、内心でほくそ笑む。
これから、俺の英雄伝が始まるのだ! いざ、ファンタジアの世界へ!
×月※日
やってきまして別の星。
ただ、この星の魔力は急速に減衰している。
理由は、人間たちの新たな技術「魔科学」だ。
マナを大量に消費する技術は、人間たちの生活に革命をもたらしたが、マナはどんどんと減って行った。
世界樹が生み出すマナの量と消費量が釣り合っていないのだ。
このまま放っておけば、デリスカーラーンに十分なマナの実を持ち帰ることができない。
だから、魔科学のメッカであるミッ
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ