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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
五話〜初任務
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「リミッターがですか?」
「能力限定って言ってね、うちの隊長副隊長はみんなだよ」
「ほら、部隊ごとに保有できる魔導士ランクの総計規模って決まってるじゃない」
「え!え、ええ……そうですね」


スバルの奴、忘れてたわね……


「一つの部隊でたくさんの優秀な魔導士を所有したい場合はそこにうまく収まるように魔力の出力リミッターをかけるですよ〜」
「ま、裏ワザみたいなものだけどね」
「うちの場合ははやて部隊長が4ランク、あとの隊長たちは2ランクダウンかな」
「4ランク………八神部隊長ってSSだから……」
「Aまで落としてるんですか!?」
「はやてちゃんもいろいろ苦労してるです……」
「なのはさんは……?」
「私は元がS+だから2.5ランクダウンでAA。だからもうすぐみんなの相手をまとめてはできなくなるかな」
「でも、ランスさんたちってBランクでしたよね?」
「まあ、あの二人はいろいろあるから………」



そう言ったなのはさんは、何かを隠しているように見えた。



「隊長たちははやてちゃん、はやてちゃんは直接の上司のカリムさんか、部隊の監査役のクロノ提督の許可がないとリミッター解除はできないですし………許可は滅多に下りないそうです」
「そうだったんですか…」
「まあ、隊長たちの事は心の片隅に置いておいて、今はみんなのデバイスのこと」
「みんなの訓練データを参考に作ってるから、そんなに違和感はないと思うよ」
「じゃあ、午後の訓練の時にでも使って、微調整しようか」
「遠隔操作もできますから、手間はかからないと思います」
「はぁ〜、便利だよねぇ。最近は」
「便利です〜」
「スバルの方は、リボルバーナックルとのシンクロ機能もうまく設定できてるからね」
「ほんとですか!?」
「持ち運びが楽になるように、収納と瞬間装着の機能もつけといたよ」
「わぁ〜、ありがとうございます!」


そんな時だった。突如鳴り響く警報音。


「これって………」
「一級警戒体勢!?」
「グリフィス君!」


モニターにはグリフィスさんが。


「はい。教会本部からの出動要請です」


と、また別のモニターからは八神部隊長が。


「なのは隊長、フェイト隊長、グリフィス君、こちらはやて」
「状況は?」
「教会本部で追ってたレリックらしきものが見つかった。対象は山岳リニアレールで移動中」
「移動中!?」
「まさか……」
「そのまさかや。内部に侵入したガジェットが列車の制御を奪ってる。車内のガジェットは最低30はいると予想される。大型や飛行型の未確認タイプもいるかも知れん。いきなりハードな初出動や。なのはちゃん、フェイトちゃん、いけるか?」
「私はいつでも!」
「私も」
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