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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
五話〜初任務
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は褐色の肌に白髪。あまり見ない異彩の風貌だった。
「カリム。久しぶりや」
「はやて、いらっしゃい。そちらは…?」
「お初にお目にかかる。衛宮士郎という。以後、お見知りおきを」
「カリム・グラシアです。こちらこそ」
お茶が来たところでテーブルについて話を始める。
「ごめんなぁ。すっかりご無沙汰してもうて」
「気にしてないわよ。それより、話があるって彼のこと?」
「そうや。士郎」
「ここからは私が話そう。少しばかり長くなるが………」
そうして彼から聞いた話。彼ともう一人、今の六課にはサーヴァントと呼ばれる存在がいること。魔法とは違う技術、魔術。その担い手であること。
その力の一端を見せてくれるという。
「
投影、開始
(
トレース・オン
)
」
彼の言葉の後に出てきたのは見惚れるような刀身を持つロングソード。
「これは彼の騎士王アーサーの持ちし王選定の剣
勝利すべき黄金の剣
(
カリバーン
)
だ。ガジェットくらいなら一振りで50は切れる」
「すごい………この剣、少なくともSSランクの魔力を感じるわ」
「これが私の魔術。剣を複製することが出来る。そして、」
次の瞬間、剣は粒子となって砕け散った。
「破棄するのも自由自在。敵には絶対に渡らない、というわけだ」
彼の隣のはやてが少しふらふらしている。
「はやて、どうしたの?平気?」
「大丈夫や。少しふらっとしただけやから。で、士郎たちの説明はこんなとこ。これは秘蔵の切り札やから普段はデバイス持って戦ってもらってるよ。で、カリムも話したいことあるんやろ?」
「そうね、これをみてもらえるかしら?」
そう言ってカーテンを閉め、ディスプレイを出す。
「これ、ガジェット………新型?」
「今までの1型以外に2種類………戦闘性能は不明だけど………これ。3型は結構大型ね。本局にはまだ伝えてないわ。監査役のクロノ提督にはさわりだけお伝えしたけど……」
「で、この箱が」
「そう。今日の本題。一昨日づけでミッドチルダに運び込まれた不審貨物。」
「レリック……やね」
「その可能性が高いわ。2型と3型が発見されたのも、昨日からだし」
「ガジェットがレリックを発見するまでの予想時間は?」
「早ければ今日明日には」
「でも、おかしいな。レリックが出てくるんがちょい早すぎるような………」
「だから会って話したかったの。これをどう判断すべきか、どう対処すべきか。レリック事件も、そのあとにおこるはずの事件も、対処を失敗するわけにはいかないもの」
急にはやてがカーテンを開け、ディスプレイを片付ける。
「平気や。カリムのおかげで部隊はいつでも出動可能な状態や。即戦力の隊長副隊長
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