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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
五話〜初任務
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」」」」
そんなものまで準備されているなんて、本当に私のような凡人がいていい部隊なんだろうか……
それが気になって仕方がなかった。
side 士郎
「それじゃあ、一旦寮でシャワー使ってからロビーに集合しようか」
「あれ?あの車って………」
「中にフェイトと部隊長がいるな」
「相変わらず目がいいですね…………」
なぜマスターのことをこう呼んでいるかというと、公の場でマスターはどうか、というフェイトの提案によるものだ。
「すっご〜い、フェイト隊長の車」
「ありがとう。これはね、地上での移動手段なんだ」
「で、みんな訓練はどうや?」
「あ、あはは…………」
「皆しっかりやってるよ。いつ出動になっても大丈夫」
「そっか……エリオ、キャロ、ごめんね。私は二人の隊長なのになかなか訓練見てあげられなくて……」
「いえ、そんなことは」
「大丈夫です」
「それはそうとランスの姿が見えへんのやけど……」
そういえば奴がいない。いったいどこへ……
「ランスさんなら先にシャワー浴びてくるって寮に戻りましたよ」
む、まさかとは思うが………
「二人はこれからどこかいくの?」
「私は6番ポートに」
「私は教会本部でカリムと会談や。夕方には戻るよ。で………や。士郎。付いて来てや」
「………一応聞くが、拒否権は?」
「あるわけないやろ♪」
奴め、こうなると予想して逃げたな……
(今回は士郎たちの事の説明もせなあかん。ほんとはランスも連れてく手筈やったんやけど……)
(君がそう言った目で見てるのを本人に感じ取られたんだろう。だが、アレは連れて行かない方がいいな。面倒事が増えそうだ。)
(仕方ないか……)
「私はお昼までには戻るから、昼食は一緒に食べようか」
「「「「はい!」」」」
「ほんならはよ乗り、士郎」
「了解だ」
「ほんならいってくるで〜」
……………車中……………
「聖王教会騎士団の魔導騎士で管理局本局理事官、カリム・グラシアさんか。私はお会いしたことないんだけど……、はやてはいつから?」
「う〜ん、私が教会騎士団に派遣で呼ばれたときで、リインが生まれたばっかやったから…………8年位前かな?」
「そうなんだ」
「カリムと私は信じてることも、立場も、やるべきことも全然違うんやけど、今回は二人の目的が一致したから。そもそも、六課の立ち上げの実質的なところをやってくれたのは全部カリムなんよ?おかげで私は人材集めに集中できた」
「部隊ひとつ作り上げるとは、よほど優秀な人物なのだな」
「信頼のおける上司、ってとこ?」
「仕事や能力はすごいんやけど……上司って感じは全然せえへんのよね
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