心を閉ざす少年
驚愕の刻
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((ニコッ」
〜彼方の部屋〜
オゼルアとの話し合いが終わり、彼方は楯無と話をしていた。
「それにしても、すごかったわよ?柏木君!」
バサっと扇子を開く。演技上手と書かれていた。
「先輩も、すごく上手かったですよ?演技」
「でも、どうして織斑君と本気で戦いたいなんて言い出したの?」
「・・・まあ、色々あったんですよ・・・色々」
「・・・でも、あそこまでやるとは聞いてないわよ」
扇子が一度閉じて、またバサっと開き、おこだよっ!と書かれていた。
「流石に百万円を使って会社を買い取る・・・なんて言ったら、あの馬鹿でもかなりの事だと分かりますから、あれはいるんですよ・・・それに、」
「?」
「あそこまで挑発しとけば、潰し甲斐のある玩具になるでしょう?((クスクス」
腹黒と扇子に文字が浮かぶ。
「まあ、面白くなってきましたよ・・・この学園が。どの様に壊されるのか、壊れるのか楽しみです」
クククと笑う彼方には悪、黒、狂気・・・負のイメージしか湧かなかった。
「そうはいかないわよ・・・私と織斑先生、教員が居る限り・・・」
「・・・まあ、我々も居ない間に行く様な野暮な事はしませんよ・・・正面勝負です、壊れないといいですねぇ・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆が寝静まった後、楯無は報告書を生徒会室で書いていた。
〜報告書〜
・織斑一夏
ISの知識はまだ乏しいが、成長が期待される。
見ていて分かったが、かなりの鈍感で、女子生徒との交際は無さそう・・・
やはり、親が居ない為なのか愛というものを知らないらしい・・・母性を持って接すれば、期待が持てる・・・かも?
正義感に溢れていて、シャルロット・デュノアの件においても、彼女を庇った・・・が、柏木彼方が彼女において負のイメージしか連鎖させない言葉を発した。
ラウラ・ボーデビィッヒとの仲は見ため通り悪そう・・・(というか、悪い)
・柏木彼方
機密事項なので、詳細は不明。
ここ最近は明るかった・・・が、何故か暗くなり始めました。
おそらく、環境が変わった事と嫌いな女性に囲まれた事によるストレスだと推測されます。
自身でISを作ったといわれている天才。(コアをどう調達したかは不明です)
さらに、過去の戦闘においても天才狂気と呼ばれる程の実力を保有しいるらしく、(ラウラさんから聞いた話・・・話している最中で身体がブルブルと震えていました)
・・・治療によって封じられたその狂気が再び顔を出つつあります。
柏木君の過去の情報を保有していないので、これ以上の推理は無理と判断します。
銃、剣の技能についてはおそらく・・・生徒二位を誇ると予測されます。(ラウラさんは、あいつは本気ではない・・・と言ってい
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