心を閉ざす少年
驚愕の刻
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「昨夜の○○事件についてですが・・・」
食堂のテレビにニュースがながれる。
{昨夜・・・か、アイツ、急にどうしたんだ?俺に友好的だったのに・・・}
一夏は昨日の事を、彼方を睨みながら思い出している。
彼方はただただ無口で自分の朝ご飯を食べながらディスプレイをいじっていた・・・説得する楯無と共に。
「・・・((ズルズル」
「ねえ、柏木君は織斑君と仲直りする気はないの?」
「・・・別に・・・向かえがきましたよ、そこのスパイの」
「!!」
コツコツとスーツ姿の男達が現れた。
「父さん・・・」
そう、シャルロットの父親だ。
口を開いたのは一夏だった。
「シャルルのお父さん・・・もう少し、じか((すまなかった!!シャルロット!! ・・・え?」
急にシャルロットの父が頭を下げて、食堂内は少しパニックに陥った・・・その時、テレビから予想外のニュースが飛び込んで来た。
「・・・え?今なんて・・・!?速報です!!デュノア社が買い取られました!」
「「はぁ〜!?!?!?!?!?!」」
「父さん、どうゆう事?」
「実はな・・・」
ーーーーーーーーーーーーー
デュノア社が経営危機に陥ったのは本妻が豪遊したからだった。
そのせいで、シャルロットがスパイにならないといけなくなった。
そこで、彼方は本妻が豪遊している証拠を手に入れ、脅してデュノア社をわずか百万円で買い取った。
そして、ついでにオルゼアと本妻を別れさせた。
ーーーーーーーーーーーーー
「というわけなんだ、シャルロット・・・本当にすまなかった・・・アイツには逆らえなかったんだ・・・」
「・・・うんん、父さん、顔を上げて。こちらこそごめんね・・・気がつかなくて・・・」
シャルロットの父、オルゼル・デュノアは彼方の方に向かい、
「柏木君、我が社をよろしくお願いします。」
「メールで送信した通りに動いてください・・・まずは、この経営危機と、イグニッションプラン脱退を何とかしないと・・・」
「父さん・・・もしかしなくても・・・」
「ああ、我が社を、デュノア社を買い取ったのは、柏木君だ」
沈黙を破ったのは一夏だった。
「お前、協力しないと言ったよな?どうやって買い取った?」
「ええ、協力はしていません・・・この会社はイグニッションプランに戻ることが出来る、それに格安で手に入った。これで、式神の成長が期待される・・・分かりましたか?シャルロットさんのために買い取った訳ではありません。オルゼルさん、行きましょう。」
「わかりました」
すたすたと歩いていく二人について行く楯無・・・
「・・・絶対にお前には負けないからな!!柏木!!!」
「・・・勝てるものなら・・・
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